夏野剛著「1兆円を稼いだ男の仕事術」はハートが熱くなる本だった
夏野剛著「1兆円を稼いだ男の仕事術」を読みました
この本を読むきっかけは、自分がよく見ているyoutubeに夏野さんの出演率が高かったからです
youtubeが薦めてくるものは、素晴らしいですね
というわけで、タイトルにかなりのインパクトがある本で、タイトルのイメージからはイケイケの俺はこんなにスゴいやり方で稼いだぜぇ~!!!というような内容を想像していましたが、真逆の内容でしたね
夏野剛とは
夏野さんは、ドコモで「iモード」「FOMA」「おサイフケータイ」を世に広めた方です
起業家だとばかり思っていましたが、起業はしておらず、この手の本では珍しいサラリーマンです
初めて務めた会社が東京ガスというのも、この手の本を書いている人っぽくなくていいですね
会社は道具
はじめにでも書かれていますが、会社は世の中に貢献するための「道具」であり、自分がやりたいと思ったことを実現するものだそうです
もし、会社の方針が変わり自分がやりたいこととは違う方向に行ってしまったら、その会社を辞すべきだと
社名や自己の利益ではなく、「社会貢献のために」仕事をするべきだとおっしゃっています
40歳という異例の若さでドコモの役員になったが、会社の方針が変わったためドコモの役員という立場を捨てている方です
お金や権力よりも自分の信念を大事にされている姿は共感が持てますし、尊敬します
今できることをやり抜くこと
成功するために必要なことはもはやこの一言に尽きるのではないかと思えるほど、時代の寵児と呼ばれる方たちから出てくる言葉です
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上記のような話題の方たちも、努力という言葉を口にしています
確かに何かの事を成すには、努力が必須であることは理解できたのですが……
この方たちの本を読んで、努力は量と質が重要で、何らかの成功を手にするまでは、日常生活を全て投げ打ってでもやらなくてはいけないんだと思い知らされました
君たち狂いたまえ
吉田松陰先生の有名な言葉です
吉田松陰先生をご存知の方も多いと思いますが、幕末を熱狂的に生き抜いた偉人です
泳いで黒船に乗り込む方です。主宰の松下村塾からは時代を切り開いた多くの天才たちが世に出ています
吉田松陰先生は熱狂と圧倒的な努力で、時代を切り開きました
夏野さんの本を読んでいると、どこか吉田松陰先生の匂いを感じます
自分の人生ととことん向き合い、真正面から努力を重ねてきた人の言葉には重みがあります
夏野さんを第一印象で
「IT業界にいそうな、チャラチャラしたオジさん」
と思っていてすみませんでした
幸運の女神に後ろ髪はない
チャンスを掴めるかどうかは、どれだけ真正面から自分を受け止めて努力し、人とのつながりを大切にしているかです
自分を真正面からみていない人は、恐れによりチャンスを逃します
人とのつながりを大事にしなければ、チャンスの数が減ります
人には誠実に接し、自分は圧倒的な努力をし続ける
夏野さんの本を読んで、成功したければ人の何倍も努力をし、信念を曲げずに生きることが大切だと学びました
私は本の中に南場智子さんのエピソードが出てきたときに、何故か泣きそうになりました
南場智子さんは現在DeNAの代表取締役です
そんな南場さんがマッキンゼーで働いていた頃に「iモード」を巡って、夏野さんとバチバチにやり合っていたそうです
そんな南場さんがマッキンゼーを辞めてDeNAを立ち上げた時に、頼ったのが夏野さんだったそうです
そんな南場さんがDeNAを成功させ、南場さんの誘いでDeNAでSHOWROOMを立ち上げたのが前田裕二さんです
前田裕二さんの「人生の勝算」は人生で何かを始めるきっかけとなる本なので、まだ読んでいない方は是非お読みください
私は本を読む素晴らしさは、1冊の本から学ぶだけではなく、多くの本を読むと本と本が繋がってきて、さらに大きな本が完成するところだと思っています
人生の勝算を読んだ後に、「一兆円を稼いだ男の仕事術」を読んだからこそ、南場智子さんとの繋がりで感動できたわけです
話がズレましたが、この手の本にはよく自身の失敗談が出ています
成功者のマインドは、失敗したとしても(そもそも失敗だとは思っていないかもしれませんが)、二度と同じ失敗を繰り返さないようにするためにはと考えて成長する
「失敗は成功の元」を心のコアとして持ち続けていることです
私は失敗をどのように捉えて前に進んでいったのかを語れる人は、なんらかの成功体験をしている人だと思っています
失敗というものをどう捉えているのか、とても重要な問いだと思います
失敗を取らない方がリスクなんですよね
このことを咀嚼できてから、失敗に対する恐れがかなり減りました
失敗は学びの場なので、誠実に学べばいいんです
読書のお供にしたいBGM
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今回はミッシェルガンエレファントを選びました。駆け抜ける疾走感と唯一無二の音楽は「一兆円」の価値ありです!!
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