読書タイムイズマネー

読書で学んだこと体験したことをブログで綴ります

書評-哲学

吉本隆明著「日本語のゆくえ」を読んで自己について学ぶ

吉本隆明著「日本語のゆくえ」を読みました 吉本隆明さんは詩人・評論家の方です 代表作に『共同幻想論』『言語にとって美とは何か』などがあり、また詩集『転位のための十篇』は幻冬舎の見城徹さんといった著名人に多大な影響を与えている作品です 小説家「…

池田晶子著「無敵のソクラテス」で考える日々

池田晶子著「無敵のソクラテス」を読みました タイトルにソクラテスの名前があるくらいなので、内容は哲学です 作者が「哲学」という言葉が嫌いなようなので「考える」ための本と言い換えます 内容は、現在の日本を舞台に、ソクラテスが様々な有識者や妻と現…

「自由になりたい方へ」自由を知るために必要な視点とは?

齋藤孝著「論語」を読みました この本を読む目的は、齋藤孝さんの「人はなぜ学ばなければならないか」を読んで、論語が気になったからです より深く「論語」を学ぼうかと悩んでいた時に、齋藤孝さんによる「論語」を現代風にアレンジした本を見つけたので、…

アラン・ワッツ著「タブーの書」を「RPG」と「アンチ」を使って分かりやすく説明する

アラン・ワッツ著「タブーの書」を読みました。 こちらは『「ラットレース」から抜け出す方法』とタイトルを変えて再出版されてるようですね。 個人的には「タブーの書」の方がキャッチだと思います。 この本を読んだ理由 youtubeにアップされていたアラン・…

宇野常寛著「母性のディストピア」-人を世界を愛する批評家

宇野常寛著「母性のディストピア」を読みました もの凄く読み応えのある本で、ドストエフスキーを読んだ時の、ページをめくってもめくっても減らない感覚を久しぶりに味わいました 決して苦行ではなく、著者の宇野さんの思考回路によって、難解な迷路を出口…

宇野常寛著「ゼロ年代の想像力」を読んで動画コンテンツの見方が変わる

宇野常寛著「ゼロ年代の想像力」を読みました この方の動画の見方を目の当たりにして、反省することが多々ありました 動画作品には時代背景が含まれていること これまで考えてこなかったことは動画制作を生業としている者として、あまりにも制作という技術や…

アドラー著『嫌われる勇気』は日本人に受け入れられやすい心理学 その2

前回に引き続き『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』 について書いていきます。 【前回の記事】アドラー著『嫌われる勇気』は日本人が受け入れやすい心理学 その1 私が尊敬する人物に落合陽一さんがいます。落合陽一さんは「現代の魔法使い…

アドラー著『嫌われる勇気』は日本人が受け入れやすい心理学 その1

『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』が発売されて大ヒットしたのが2014年なので、もう4年以上経つのですね 感覚的には2016年くらいだったので驚きです 年を取るとともに、時間の流れが急速になり、実時間と体内時間に開きが大きくなってい…

落合陽一著「人再興戦略」-天才が掲げる日本の未来に期待を持つための再興戦略ーその2ー

落合陽一著「日本再興戦略」を読みました これからの日本をどう生きていくのか、世の中を見てみると期待よりも不安の方が大きい人たちが多いように思います 漠然とした不安ってやつですね、芥川龍之介さんの言葉を借りるなら 私は決してポジティブ思考ではな…

落合陽一著「日本再興戦略」-天才が掲げる日本の未来に期待を持つための再興戦略

このところ話題になっている本に「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」と「日本再興戦略」があります。 落合陽一著「日本再興戦略」 こちらはどちらも「NewsPicks Book」が関わっています この「NewsPicks Book」は経済ニュースのプラットフォーム「NewsPi…