読書タイムイズマネー

読書で学んだこと体験したことをブログで綴ります

書評-小説

田中修治著「破天荒フェニックス」を読んで

田中修治著「破天荒フェニックス」を読みました 小説で涙を流したのはいつ以来でしょうか おそらく、2月に読んだ岩井俊二著「ラストレター」以来ですね auuser.hatenablog.com 破天荒フェニックスは著者の田中社長が「OWNDAYS」を買収し軌道に乗せるまでの自…

はあちゅう著「仮想人生」を読んでー仮想ってなんやろなー

はあちゅう著「仮想人生」を読みました この本は帯にあるように、ツイッターの裏アカウントを使っている人たちが登場人物になっています ツイッターを使っていないのは、主人公である美香の夫くらいですかね この小説のように、実際に裏アカウントを使い、現…

岩井俊二著「ラストレター」を読んでー涙が溢れるラストー

岩井俊二著「ラストレター」を読みました 岩井俊二さんは私が最も尊敬する映画監督です 最も好きな映画は「Love Letter」です Love Letter(プレビュー) このオープニングを何度繰り返し見たか分かりません 映像の美しさ、物語の構成力、どれをとっても完璧…

よしもとばななさんの小説は心の時間軸で書かれた稀有な作品

よしもとばなな著「スィートヒアアフター」を読んでいます 10数年前によしもとばなな作品にハマり、その当時に発表されていた作品はほぼすべて読んでいたのですが、「王国」4部作を最後に遠ざかっていました 今年は本を100冊読むことを目標にしており、100冊…

最果タヒ著「星か獣になる季節」を読んで平等とは何かを考える

最果タヒ著「星か獣になる季節」を読みました 最果タヒさんの小説を読もうと思たきっかけは、最果タヒさんが著名人と対談した「ことばの恐竜」を読んで、特別な感性を持っている最果タヒさんが書く小説がどのようなものか気になったからです 【関連記事】最…

何度も読み返した3名の小説家ー川端康成・京極夏彦・安部公房ー 

今年に入って興味の対象が現実に変わったため、読む本も小説から経済本やコラムなどに変わっています コルクラボ代表の佐渡島庸平さんが、「本は情報を手にするために読んだことは一度もなく、自分を見つめるために読んでいる」というようなことを仰っていま…