不安や恐れを克服する1つの方法
不安や恐れを克服する1つの方法は、不安や恐れが在るということを認めることです
生きているって真正面から考え出すと、とても不思議な状態です
この世ってそもそも何?
この世界に生まれた意味は?
なぜ生きて死ぬのか?
なぜ人間としてここに存在しているのか
なぜ私は私なのか
考えれば考えるほど、この世に確かなものなんてないんです
この世は自分が見たものでしかありません
私たちは他者の視点で物事を見ることは出来ません
ここに在るという証明できるものは、自分しかいないんです
そんな孤独な世界において、不安や恐れがないはずがない
今日と同じ明日が来るかどうかという話ではなく、そもそも今日、今この瞬間が不確かなものなのです
唯一、この世で確かなものは、私が在るということです
もしかしたら自分が死んでしまったら、世界が無くなるかもしれません
胡蝶の夢ではないですが、私を私だと確信している私は、もしかしたら誰かの夢なのかもしれませんし、人類より遥かに進化を遂げた別の生命体が作り出したAI的な存在なのかもしれません
そんな不確かで不思議なこの世界
必要なのは確かなものを求めるのではなく、不確かであるということを認めること
この世界は自分では理解すらできないロジックとシステムで動いていることを認めることです
言葉で説明できるものは、人間が理解できる範囲内の表現でしかありません
言葉を超えたものを人は表現することは出来ません
ただ、人間が理解できない世界を在ると考えるか無いと考えるかによって、その存在の有無は決まっていきます
在ると思える人には在り、無いと思う人には無い
苫米地英人さんが、成功者とそうでない人の違いは、同じ状況で同じものを見ていたとしても、成功者は成功する「それ」が見えていて、そうでない人は見えていないのだと言っていました
苫米地英人さんの本には、世界の見方を変える思考方法が書かれているものが多く、読んでいて参考になるものが多いですね
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この世界の見え方は、この世界の在り方は人によって違うのです
話がかみ合わなかったり、相容れない意見だったりするのは、どちらが善い悪いではなく、単純に住んでいる世界が違うからです
アニメの世界の住人かゲームの世界の住人か
これはどちらが好きかということではなくて、アニメの登場人物とゲームの登場人物は一見すると同じような世界に住んでいますが、この2者が出会うことはありません
出会うためには、どちらかの世界の登場人物になる必要があります
この世界も自分が作り出している世界なら、どうしても交わらない世界に住んでいる人たちがいます
たとえ物理的に目の前にいたとしても
分かり合えるというのは、とんでもなく尊いものなのです
世界は不確かなものであるからこそ、奇跡もまた現れる余白があるのです
この世界が確かなものでしか成り立っていないなら、全てが予定調和なら奇跡など起こる隙はありません
世界は不確かである
ゆえに、不安や恐れが生まれる
そして、奇跡もまた生まれる
不安がゆえに恐れるがあまり、世界に確かなものを求めるという行為は、確かに安定につながります
ただ、その世界は自分が理解できる範囲の世界です
確かさとは、自分で自分の世界に枠組みを設けて、世界はこうであるという秩序を作り上げる行為です
自分が何者なのか分からないから、分かる自分を作り上げているにすぎません
自分自身だって分からないものだと認めて、自分とは何者なのかを考えること
決して答えが出ないその思索を続けることでしか、不確かな世界と向き合う方法はありません
答えは自分の中にもないけれど、求める世界は自分の中にあるのです
不安や恐れを克服する1つの方法
それは、世界は不確か=自分は不完全な存在であることを認めて、不安や恐れがあることが当然であることを認めること
確かなものはたった1つ
自分が自分であるということです
自信とは、自分を信じることです
そのために、自分は常により善い方向に進んでいるのかと、自分自身に問い、自身を内省し続けること
世界と自分がイコールになった時、本当に自由な状態だといえるのかもしれません
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