読書タイムイズマネー

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田端信太郎著「ブランド人になれ!」を読んでー漢の生き方だなと思う

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田端信太郎著「ブランド人になれ!」を読みました

 

 

プロサラリーマンとして野球選手の年俸以上を稼ぐ男

 

リクルートライブドア、LINE、ZOZOとその時の時代の最先端の会社で多くの事業を展開してきた男

 

会社に属しながら会社の奴隷にならない生き方とは何か?が書かれている本です

 

会社に属していると、社内に対する視点がメインになりがちで、社内の出世競争にいかに勝ち抜くか、同僚や上司に自分がどう思われているか、といった仕事そのものよりも、社内政治のようなものに時間と労力をかけてしまう

 

そうなると、飲み会も断れないし、上司の言いなりになってしまう

 

働くことが苦痛になり、人間関係のストレスから体を壊したり、精神を病んだりする

 

多くの日本人が抱えている問題なのかなと思います

 

働くことが楽しいというマインドでいる人が身の周りにどれだけいるか?

 

自分は動画制作を生業としているので、いわゆるサラリーマンとは少し異なる働き方をしているためか、意外と働くことが苦痛でたまらないという人は少ない環境にいます

 

動画制作はクリエイティブな仕事で、制作物というものに自分の能力を発揮できやすい環境ですし、自分が作ったものに対してダイレクトな成果が分かる職業でもあります

 

制作会社に勤めていたときの社内の人たちと、動画制作が一部門であり会社の事業のメインではない会社に勤めている人たちでは、根本的に何かが違うなと感じます

 

自分の技術やディレクションに自信がある人たちは個が強いと言いますか、上司のいうことは自分がいいと思わなければ従わないし、ガンガン意見を言います

 

対して、会社ありきの働き方をしている人たちは全に従うというか、同調圧力を仕方がないと受け入れる人たちが多いように思います

 

ブランド人を一言で表すなら、主体的に働けているかどうかです

 

働く時間は人生の中で最も長い時間をかけて行うものです

 

人生の大半を費やすものを主体的にできないということは、人生を他人に任せて生きているということ

 

自分の人生なのに、自分を生きられないというのは、何かを根本的に間違えているように思います

 

本の中で紹介されていた金魚鉢の話は分かりやすい例だなと

 

金魚鉢に20匹の金魚を飼い、途中で透明な板で金魚鉢を半分に区切り、金魚を片側に寄せる。しばらくその状態にさせた後で区切っていた透明な板を取ってみると、金魚は金魚鉢の全体を泳ぎ回らず、区切っていた板がある状態と変わらずに、片側だけを泳いでいる

 

日本人の大多数が抱いている、自分は才能がない一般人という考え方は、まさに自分で自分を透明な板で区切っている状態です

 

ある種の自信喪失というか、失敗を恐れるマインドが培ったのは

 

曰く、成功体験が乏しい

曰く、日本の教育の画一性

曰く、同調圧力

曰く、親の子供に対する失望

 

原因は決してひとつではないし、様々な要因があるのは確かです

 

それでも最大の原因は自分自身にあるのではないでしょうか?

 

自分が周囲のいわゆるドリームキラーの声を聞き入れ、自分で自分の限界を定め、目の前にある安定にしがみつき、努力することを怠ったからです

 

大人になってから学ぶ時間は、日本人が先進国の中で最下位だと言う結果もあります

 

大人になれば強制的に勉強をしなくてはいけない機会はありませんし、娯楽も数多くあります(娯楽も学びに変えらえるものではありますが…)

 

学ぼうという主体性をもって、人生を生きていない人が多いのではないでしょうか

 

自分の人生はこんなもんだと思えば、こんなもので安定します

 

田端信太郎著「ブランド人になれ!」は、個人の名を上げて、主体的に働くための事が多く書かれた本です

 

働くこと=苦痛=お金のため=生活のため=やりたくないこと

 

という、働くことへの負のイメージを壊す本でもあります

 

この本を読んで、自分の働くという考えは間違ってたんだと思うのか、それともそうは言っても自分は……と自己否定しながら、自分の生き方を正当化するのか

 

正直、どちらでもいいと思うんですよね

 

だって、それが自分の選んだ生き方なのだから

 

自分で選んだ以上は、他者に原因を求めてはいけないし、別の生き方をしている人たちを批判するのでなければ

 

比較ではない評価価値を持っているのであれば

 

主体的に生きるなら、その生き方は人それぞれ

 

ブランド人を目指すのかどうかは、この本を読んで判断してみてください

 

 

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