落合陽一・堀江貴文著「10年後の仕事図鑑」を読んで 子供がいる方にオススメです
落合陽一・堀江貴文著「10年後の仕事図鑑」は子供がいるご家庭の方にオススメです
目まぐるしいほどにテクノロジーが進歩する中、時代の最先端で生きているお2人が未来の仕事について対談形式で書かれています
バズワードになって久しいAIの事も多く書かれていて、AIの進歩で仕事を奪われるんじゃないかという不安をお持ちの方にもオススメします
10年後となると私はアラフィフなので、どちらかというと子供たちが出て行く社会がどういう風になるのかに興味があり読み始めました
読み終わっての感想は
自分が植えつけられた価値観を、子供に押し付けるのは悪でしかないなと
10年後は仕事の概念すら変わるんじゃないかなと思います
つまり、仕事は生活のためにするものという概念
私は会社に勤めています。サラリーマンであることを落合陽一氏は「千と千尋の神隠し」に出てくる湯婆婆に例え、自分のしてきた仕事に名前を残せないことが今後は禁忌になるんじゃないかとおっしゃっています
つまり、どんな功績を残したとしても、会社勤めである以上、功績は会社のものになり個人の名前を残せないということ
これからの時代は個人の時代だと言われている中で、確かに企業に属して会社のために働くという考え方自体が変わってきます
私は3児の父で、長男が今年から小学校に入学しましたが、あまりの均一的な状態にゾッとしました
初めて使う鉛筆まで、学校で指定されるって……
また、自分が小学校に通っていた30年前と、大きく変わっていないことにも驚きました。記憶の中にある小学校がそのまままだ目の前にあるという事実……
10年後に子供たちが社会に出る頃、日本という国がどういう状況にあるのかは分かりませんでした
しかし、子育てそのものをアップデートしないと、グローバルスタンダードがより進んだ未来で、日本は取り残されてしまう可能性もあるのかなと、少し怖くなりました
ただ、この本は10年後の未来の想像図が書かれているわけではなく、10年後に向けて今すべきことはなにかが書かれている本です
- ブルーオーシャンと好きなことに熱狂すること
- 会社から与えられた仕事をこなしているような仕事は、AIに変わります
これからは、仕事を生み出すことが前提となる時代です
仕事を生み出すためには、好きなことに熱狂することが大事だとおっしゃっています
突き詰めていくと、自分だけのポジションができて仕事につながっていく
「遊び」と「仕事」の境界線がなくなっていくような生活を送ることができる
10年後の仕事図鑑に自分の仕事が乗るためには、「仕事」という概念をアップデートし、自分の好きなことのみをとことんやり尽くすこと
また、お金との関係性を変えていくことも重要です
仕事はお金を稼ぐためのものという概念は、いつどこで植えつけられたものなのでしょうか
いつから、仕事とは嫌なことを我慢してするものという考えが植えつけられたのでしょうか
自分たちの中にある「普通」「常識」という概念を変えていき、行動すること
社会に出ることは楽しいし喜びだと行動で示すこと
私たち大人が子供たちのためにしてあげられることの1つかもしれません