読書タイムイズマネー

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山崎元著「学校では教えてくれないお金の授業」を読んで

山崎元著「学校では教えてくれないお金の授業」を読みました

 

お金について学ぶことは必須だと実感しました

 

 

現代で誰もが扱うものに「お金」と「インターネット」があります


当たり前にあるもので、誰もが使い方は分かっているものだけでに、深く学ぶ必要のないもののように思われますが

 

実際は分かっていないことだらけで、人生を豊かに過ごそうと思うなら、上記2つの勉強は必須です

 

お金に関する基礎知識を身につけたいと思っている方に、「学校では教えてくれないお金の授業」はオススメです

 

お金に関する本を読んでいて、強く思うことは高校あたりでお金に関しての授業をしないのでしょうか?


ここまでくると、お金に関する知識を一般市民が手にしては困る人たちがいるのではないかと勘ぐってしまいます(実際にいるとは思いますが)

 

終身雇用がなくなり、少子化が進み、老後の生活がままならない可能性がある状況では、自分でお金の知識を手にし、実際に運用していく時代になっています

 

お金を労働の対価だと思っている人は、この先ずっと損をし続けるのだと、ようやく分かりました

 

多くの本で言われていることですが、現代の紙幣は国という信用できる機関が発行しているからこそ価値のあるもので、紙幣そのものには1万円なら1万円という価値はありません

 

さらに紙幣レスが進む世の中では、お金はもはやデータに過ぎず、お金そのものに価値を見出す時代ではなくなりました

銀行に預金していることが、もっとも安全なお金の守り方だという考えが、日本では一般的になっています

 

メガバンクが倒産するとは考えられないですし、預けていれば増えることはないしろ、減ることもないと。。。

 

果たして本当にそうなのでしょうか?

 

世の中のお金の仕組みは変わってきている現実があります

 

お金は実際にはかなり余っている状況で、お金そのものの価値がある時代ではありません

 

また、仮想通貨といった現在お金と呼ばれているものの代わりになりうるものまで登場しています

 

JALが倒産する昨今で、メガバンクが倒産しないとも限りませんし、たとえばインフレやデフレでお金の価値が変わる世界で、20年後の世界と現在が同じお金の価値であるということは、誰にも分からないのです


預金するということが、もっともローリスクでお金を貯められる方法だという考え方が、いつの段階で自分に植えつけられたのかを意識することをオススメします


おそらく、だれも預金が美徳だと、一度もはっきりと学んだことはないと思います

 

当たり前だと思っていることは、当たり前ではないのです

 

【関連記事】
落合陽一・堀江貴文著「10年後の仕事図鑑」を読んで 子供がいる方にオススメです

 

上記の本のような、これからの世の中がどのように変化し、未来とどう向き合っていくのかを読むのも大切です

 

そもそもお金に関する基礎知識がなければ、いくら時代の先を見据えていたとしても、結局は未来でもお金に対する情報強者に、情報弱者は搾取されてしまいます

 

私はアラフォーのこの年になってお金について学び、これまでの自分がいかに無知だったかを、さらに無知であると思っていないという、もっとも愚かな状態でいたのかを実感し、ヘコみました

 

ただ、私には3人の子供がいますので、彼らを路頭に迷わせるわけにはいかないですし、子供が情弱により損をする状況にはなって欲しくありません

 

子供に夢を託すのではなく、自らが情報を掴みとり、大金持ちになるとは言いませんが、賢い生き方を実践せねば、子供たちに教えることもできません

 

「学校では教えてくれないお金の授業」にはお金に関する基礎知識から、実際にどうやってお金を運用していく方法があるのかが細かく書かれています

 

この本にも書かれていますが、お金のプロとして仕事をしている方のなかでも知識が間違っている人が多いそうです


つまり、この本に書かれている内容だって、本当にあっているとは限りません

 

ひとつの本を読んで分かれるほど、お金や現代社会は単純ではありません

 

お金に惑わされないように生きるためには、自分自身で実践し、トライ&エラーを繰り返すことと、より多くの知識を学ぶことが必要です

 

未来のお金について学ぶなら「お金2.0」がオススメです

佐藤航陽著「お金2.0」を読んでアラフォーは早めにコミットを

 

また、不確実性という経済を見る上で重要なファクターを知りたければ、「ブラック・スワン」がオススメです

ナシーム・ニコラス・タレブ著「ブラック・スワン[上]]―不確実性とリスクの本質を読んで

 

さらに、具体的に株について学んだり、複数から収入を得るために必要な情報は世の中に無数と存在しています


自分の現状に満足してしまうことは、緩やかな退化です


大人になってからの方が、学ぶものが多くありますし、即実践できる状況です

 

ある程度の知識を身につけると、急に世の中の見え方が変わる瞬間があります


無知であることすら知らなかった自分から、無知であることを知った自分に変わることは、確かな成長ですし、考え方そのものが変わります

 

私たちは非常に未完成の生き物です

 

未完成である以上、少しでも完成体になれるように努力するのが当然です

 

日常生活に追われて、学ぶ時間を作れないという方は、これから人生で非常に損をする生き方をするしかありません

 

子供ならまだ親の庇護の元にいられますが、大人の人生は完全に自己責任です

 

少しでも賢く、少しでも多くの情報に触れ、少しでも実行するまでの時間を早めて、諦めずに何度も挑戦する

 

当たり前ですが、それ以外に成長の道はないと思います

 

かなり、本の内容とはズレましたが、お金に関する知識を少しでも増やしたいという、特に初心者の方にはオススメです