堀江貴文著「新・資本論」を読んで学んだこと-常識に囚われるな-
堀江貴文著「新・資本論 僕はお金の正体がわかった」を読みました
この本を読んでまずはお金とはなんぞやということです
堀江氏は本の中で繰り返し、日本はお金の教育が足りなさすぎると指摘しています
お金の教育がなされていないから、損をしている人が多くいると
本を読み終わっての感想は、確かにその通りだなと思います
私が堀江貴文著「新・資本論 僕はお金の正体がわかった」を読んで学んだことは以下の通りです
お金とはそもそもバーチャルなもの
お金とは何かと問われた堀江氏は、お金=信用の価値化だと答えています
信用があればお金がなくても誰かに食べさせてもらうこともできるし、お金を借りることもできるし、居候させてもらうこともできる
お金がなくても生活に困ることはない
堀江氏のような稼いでいる印象のある方が、お金がなくても生きていけると問うているのは新鮮です
そして、お金=信用の価値化という考え方は、この本だけでなく堀江氏が繰り返し伝えていることなので、重きを置いた考え方であることが分かります
お金というのは信用の価値化であり、お金そのものに価値があるわけではない
だからお金そのものを求めると間違っていくと
堀江氏は、いつでも捨てられると言っています
月給10万円なら10万円の生活が出来ると、お金に固執するのではなく、信用を勝ち取っていく生き方が必要です
そのために必要なことは情報を自ら取りに行くこととコミュニケーション力です
堀江氏に少なからず傲慢なイメージがついているのは、マスコミの情報操作なのかは分かりませんが、この本を読む限り、世の中や日本の未来を考えていることは明確です
こうすればもっといい世の中になるのではないかという考えのもとに動くと、今の既得権益を壊す可能性があり、既得権益を死守しようとする人に邪魔をされると言っています
堀江氏にどういうイメージをお持ちか分かりませんが、一般的なサラリーマンの何十倍、何百倍も稼いでいる方なので、お金以外にも参考になる考え方はたくさんあります
また、お金の歴史なんかも本の中で語られているので、そちらを読むとよりお金がバーチャルなものであることが理解できると思います
行動することの大切さ
行動するということは、自己啓発や時代の先駆者の語りの中で必ず出てくるビックキーワードです
行動できるかできないかで、成功するかしないか、自分らしく生きられるかどうかが決まるといっても過言ではないほどです
行動するときに、どのような考え方のもとで動き始めるかが、まず重要なのかなと
行動力のある人は、成功例を考えるというより、最低のことを考えてこんなもんなら失敗しても大丈夫だろうという考え方を基に行動しているように感じられます
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桜井章一著「ツキを呼ぶ言葉」と「カンの正体」を読んで学んだこと
以前に紹介した、桜井章一さんも同じようなことを仰っていました
どんなに失敗しても命を取られることはないのだから、たとえ失敗しても大丈夫
桜井さんの場合は、裏社会の代打ちをしていたので、リアルに命を取られそうになったこともあるそうですが…
行動する前の基本的な概念として、最低を考えることが大切です
ここを考えないと、いざ行動した時に不安に支配されてブレていく
やっぱり成功は特別な人でないとダメなんだと思い込むようになります
勝算は行動前に徹底的に考えるとは思いますが、行動できる人は思いつきから現実化するまでがもの凄くスピーディーなんですよね
スピード感というものも行動するには重要なファクターなのだと思います
お金にまつわる本なので、堀江氏のお金の使い方を書いていましたが、住宅ローンの不可解さや、借金やリボ払いなどについての考え方も述べています
堀江氏はお金に関してもの凄く現実的です
というよりも、お金=信用の価値化だという考え方により、お金の安売りは=信用の安売りになるので、信用の価値を下げないようにしているのだろうなと思います
これってすごく重要な考え方ですね
起業することの必要性
必要性という書き方をすると語弊があるかもしれません
堀江氏は本の中で、起業はそれほどリスクのあることではないし、日本に社長は100万人いると、人口の1/100が社長なのだから、だいそれた事ではないと言っています
社長というと限られた人というイメージですが、1/100とするとそこまで限られたワケでもないのだなと思いますし、倒産している会社は年間数パーセントなのだから、倒産というのはそこまでリスキーな事ではない
もし失敗しても、大きな学びがあるから、絶対に無意味だったということはないと言っています
頭の言い方の考えで尊敬するのは、この先を見越した考え方です
学ぶ姿勢が段違いなのだと思います
学ぶことに貪欲というか
社会人になってから分かることですが、子供よりも大人の方が学ぶことは大いにありますし、学びの機会も実は学生よりも多いです
ただ、学生と違って、社会人は学ぶことが本分ではありません
自ら学びに行かないと、色々なことから置いていかれるというか、隷属のまま一生を過ごすことになりかねません
学びというと大げさかもしれませんが、インターネットの普及で知りたいことを簡単に調べられるようになっているので、時間がないとか忙しいは言い訳に過ぎません
お金の歴史や保険の歴史を読んで、堀江氏の学ぶ姿勢は大いに参考になります
情報を取りに行くということ、桜井章一さんはあえて情報は取りに行かないと仰っていましたが、逆説ではなく行き着き方の違いだと思うので、どちらも参考にしてみるのはいいことだと思います
結論
上記の内容だけではこの本の本質を書けていないのですが、本を読み終えて思ったことは、お金に関しての危機感が薄れた気がします
子供たちがお金を扱うように扱えるようになったと
それは、お金が特別ではないということを実感できたからだと思います
「新・資本論 僕はお金の正体がわかった」は、お金儲けをしたい、大金を手にしたいと思っている方にオススメの本です
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サイレントマジョリティーではなく、行動するマイノリティーになった方がいいという事ですね