岡田哲也著「キラキラな宇宙法則をめちゃくちゃ日常生活に使ってみました」
岡田哲也著「キラキラな宇宙法則をめちゃくちゃ日常生活に使ってみました」を読みました
宇宙法則という言葉があるようにスピリチュアルな本です
といっても、スピリチュアル全開な本ではなく、現実的(本の中では地球的)な生き方に宇宙法則の組み合わせた、これまでに無かった内容になっています
一言でいえば、
地に足のついたスピリチュアル
ですね
岡田哲也さんは「子宮委員長はる」さんの元夫で、いまは血の繋がっていなお子さんと生活しています
この本がスピリチュアルと言われている本と最も違うところは、宇宙法則はあるけれど、地球人の僕にはその領域に行けていない
という、宇宙法則を受け入れながらも、宇宙法則に傾倒しないという点です
これまでにスピリチュアルな本は20冊近く読みましたが、スピ系に興味はあるけど、なんだか怖いとか、胡散臭いなと思っている人は、「キラキラな宇宙法則をめちゃくちゃ日常生活に使ってみました」から入ることをオススメします
また、一周回ってもはやスピリチュアルな世界が何なのかよく分からなくなっている人にもオススメです
スピ本でキンコンの西野さんが取り上げられることって、なかなか無いですからね
どちらが先でも構いませんが、この本をより理解するためにも、「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」を一緒に読むことをオススメします
キンコン西野さんが注目されている理由がよく分かると思います
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宇宙法則って何?
本のタイトルにある宇宙法則ってそもそも何でしょうか?
実はこの本にも詳しい内容が書かれていません
宇宙法則を詳しく知ったところで、何の意味があるの?というスタンスです
車がどういう風に動くのか。その仕組みを知らなくても、車は運転できます
車を運転するために必要なのは、車の仕組みではなく運転技術であり、運転という実際の行動です
宇宙の法則の詳細を知らなくても、実践していくことはできます
とはいっても、宇宙法則があいまいなままでは内容が入ってこないし、やっぱり胡散臭いと思う方のために、ざっくりと説明します
宇宙法則とは、
うん、胡散臭いww
なので、この本では宇宙法則を「思ったことが、実現する」という1点に落とし込んでいます
自分が宇宙の創造主であり、自分が見ているもの・感じているものが世界であり、自分の意志が世界に反映されます
「男からおごってもらえると思えば、おごってもらえるし、おごってもらえるわけがないと思えば、おごってもらえなくなる」ということです
自分の意識がそのまま現実に反映されてしまうのです
だからこそ、意識を変えるということがとても重要なのです
誰の声に従って生きている?
誰かが決めた人生を歩まないで、自分の人生は自分で決めよう
というようなことを、特に最近よく聞くようになりました
私たちは1人では生きていくことができません
たくさんとに支えられて生きています
それはつまり、生きるということは誰かの影響を受けているとも言い換えられます
特に子供時代は親から人格形成されるほどの影響を受けています
親がいわゆる一般的な人生を送ることが幸せな人生だと思い、そのように子供を育てれば、子供は少数派の生き方をするのが怖くなります
夢に向かって進もうとした時に、周囲から大反対をくらったら、やっぱり自分には無理かもと諦めてしまったり…
本来は魂(自己の声)に従うことが1番大切なはずなのに、他者の影響を受けて歪んだエゴによりせき止められたり、望んでいない方向に行っています
自分の声に素直に従える人が、キラキラと輝き、その光に自然と人が集まってくるのです
その代表例がキンコンの西野さんということですね
ネガティブになることはOK
常にポジティブな人はどこか歪んでいる
ネガティブな感情を抱くことは誰にでもあることなので、そことどう向き合うかが大切です
本の中で、感情は体の反応だと書かれていました
ネガティブな感情が湧き上がっているとき、体のどこが反応するのかじっくりと自分と向き合うこと
無理やりポジティブに持っていくのではなく、ましてや押し殺すのではなく、ネガティブな感情を受け入れること
もちろん常にネガティブであることは問題です
人は悩みたい生き物なのだから、大いに悩み、悩んでいる自分を楽しむこと
悩むこともネガティブな感情になることも自然でいられるなら、本当の意味でポジティブだと言えるのかもしれません
地に足を付けて行動する
宇宙法則は「思ったことが、実現する」ですが、この考え方に傾倒しすぎると、ただ妄想するだけで、現実で行動しなくなってしまいます
子供が泣き止まなかったとき、宇宙法則なら「泣き止む子供」を思えば、泣き止むはずですが、現実ではそうはいきません
それは宇宙法則なんて嘘だ。というわけでなく、まだその領域にたどり着けていないということです
人生が思いのまま行ってしまえば、人は成長できなくなります
失敗し、悩みながらも前に行動していくことで、子供をなだめてなんとか泣き止ますことができるのです
それが地球人であるということです
そして、子供がもしオムツか濡れていて泣いているなら、オムツをちゃんと換えましょう
オムツが乾くといくら思っても、宇宙法則を自由に操れない我々には無理な話です
「願い」→「試練」→「行動」
願っただけでは実現しません
そして、「願い」を本当に実現させたいかという「お試し」がやってきます
お試しとは、周りから反対されたり、ネガティブな感情を抱いたり、予期せぬハプニングが起こったり…
ここで心が折れてしまうようなら「願い」を実現することは出来ません
心が折れずに、実現させるんだと前に進むことが、理想を現実に変える第一歩です
障害となるものをどうすれば乗り越えて行けるのか、地に足をつけて考えて行動することが大切なのです
ワクワクには2種類ある
日常生活を送っていると突然アイデアが湧いてきたり、こうすればいいんだと問題が解決する時があります
閃くと言い換えてもいいかもしれません
問題の解決(ゴール)が見えれば後は、後はゴールにひた走るだけです
宇宙法則では「過去も未来もなく、現在だけが存在」しています
「過去にとらわれず、未来を恐れず、今を生きろ」
堀江貴文氏は超合理主義でリアリストなイメージだと思います
そんな堀江貴文氏とスピリチュアルど真ん中の宇宙法則が同じことを言っているというのは、とても興味深いです
堀江氏は子供の頃にパソコンをいじっていた時に
世界中がインターネットを使って、情報を得たり、コミュニケーションを取るようになる時代がやって来ると、突如分かったそうです
まさにゴールが見えたということです
「キラキラな宇宙法則~」の中では、人は常にマンガの〇ページの〇コマにいるのに、物語を飛ばしてラストが見えた状態だと言っています
自分で考えて、信念をもって行動する人たちがブレない理由は、ゴールが明確に見えているからかもしれません
ただし、物語にはハッピーエンドとバッドエンドがあり、バッドエンドが見えてしまった場合は、マンガそのものを捨てて、別のマンガの主人公になろうと言っています
人生の道はひとつではありません
バッドエンドが分かってしまったなら、その物語を放棄することは可能なのです
世阿弥の離見が大切
自分の人生をマンガの主人公として生きる試練は辛いものですが、マンガを読んでいる方はワクワクしますし、ハラハラドキドキして楽しむことができます
マンガの主人公でありながら、読者目線で自分の人生を見ることができれば、自分の人生を客観的に見られるので、ネガティブな感情も試練もどこか楽しめるようになります
世阿弥は読者視点を「離見」と表現しました
さらに、世阿弥は演者と客を俯瞰でみる視点「離見の見」が大切だと説いています
この視点は、マンガの主人公と読者の両方を見ている視点であり、つまり神様の視点だと「キラキラ宇宙法則~」では言っています
つまり、世阿弥は修練により神様の視点を手にしたということになります
世阿弥が天才だと言われる理由がよく分かりますね
世阿弥の考え方について知りたい方は「風姿花伝」をぜひお読みください
ページ数もそれほど多くないので2時間もあれば読み終わります
そして、現代の魔法使いと呼ばれている落合陽一氏も世阿弥の視点が大事だと言っています
現代の最先端をひた走っている人たちは、宇宙法則を上手く活用しているのですね
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まとめ
スピリチュアルな話は、どこか非現実で胡散臭いとされてしまいます
もっとも大きな原因は理由を説明できないということです
スピリチュアルな世界は「信じる」か「信じない」という2次元論で語られますが、そうではなくて考え方があるんだと「受け入れる」ことが大切です
自分には全く分からないけれど、そういう考え方もあるのね
というくらいで受け入れられれば、スピリチュアルな考え方を頭の隅に置くことができますし、自分の視野を広げることにもなります
「キラキラな宇宙法則をめちゃくちゃ日常生活に使ってみました」は現実的な話が多くあり、スピリチュアルに傾倒している人ほど逆に受け入れずらい内容かもしれません
この本がこれまでのスピ系と違うことが多くあります
- 宇宙法則は分かるけど、今の自分には無理だよね
- 現実的な解決策を見つけましょう
- キンコン西野さん
上記の3つはその代表例かなと思います
私がこの本を読んで最も印象に残っていることは
「人に頼ってもいい」ということです
「人に頼らずに生きようとするから、人に頼れない」のです
そして、人に頼ろうとしないから、感謝できる状況ができないというところです
人は1人では生きていけないことを知りながら、人に頼らない生き方をするというのは、どこか矛盾があります
これからはどんどんと人に頼って、感謝できる場を増やしていこうと思いました
人生の役立つことは先入観を持たずに、どんどんと受け入れていくことが大切です
スピ系の話を胡散臭いと思ってしまうのは、本当に自分の思考なのでしょうか?
そこから、自分を考えてみるというのも自分を生きる第一歩かもしれませんね
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