読書タイムイズマネー

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家入一真著「お金が教えてくれること」を読んで

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家入一真著「お金が教えてくれること ~マイクロ起業で自由に生きる~」を読みました

 

 

家入さんの本は2冊目になります

 

家入さんのイメージは落合陽一さんが言っていたリーダー2.0の典型のような方です

 

リーダー2.0とは、ジョブスのような「俺が引っ張るぜ」的なリーダー像ではなく、周囲の力を借りながら企業を育てていく、いわば弱いリーダーです

 

【関連記事】
家入一真著「こんな僕でも社長になれた」を読んで好きなことをする

 

「こんな僕でも社長になれた」には壮絶にダメな過去(大学受験当日に寝坊して受験できなかったなど)を持ちながら、家族を食わすために起業し、ジャスダック市場へ最年少で上場させるといったサクセスストーリーの歩みが書かれています

 

この本を書かれたのは2013年では、自分が起業した会社株を売り、10数億円を手にしたがわずか2年で使い切るというミラクルを起こしていました

 

サラリーマンが一生で稼ぐお金が2億円といわれてる中、10数億円を一瞬で溶かすというのは、常識的な目線でいえばダメな人なんだろうなと

 

ただ、なんというかそれ以上の魅力がある人なんだろうなというのは、家入さんが書かれた本を読むとよく分かります

 

ここまで突き抜けた考え方を持つことは、特殊ではなく不器用だからこそ持たざるを得なかったんだろうなとも思います

 

 

働くことで何を大切にしているか

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この本に書かれていることは、何のために働くかです

 

何のために働いていますか?と問われたら

 

生活のためやお金のためと答える人が多くいると思います

 

本の中でも、お金は大切だし、生活のために働くというのが悪いとは言っていません

 

本を読んでいると「それだけでいいの?」と問われているように思えます

 

家入さんは「クリエイターを助けられる仕事」が自分の仕事だと言っています

 

下記のブログでも書きましたが、働くことは決して辛いことではありません

 

坪田信貴著「人間は9タイプ 仕事と対人関係がはかどる人間説明書」を読んで

 

大志を抱く必要はないのかもしれませんが、やりがいをもって仕事に取り組めば、多くの経験が積めるし、人から感謝もされ、その上お金も手にすることができます

 

人は自分の欲望を満たすためだけに行動しても、自ずと限界があるんですよね

 

お金のために、生活のためにとイヤな仕事をしても、幸せの総量は増えません

 

子供と生活しているとよく分かるのですが、人は生まれながらに人のために何かをすることに喜びを感じる生き物です

 

だからといって、自己犠牲をしてでも人のためにというのは違います

 

自分が幸せだと感じられるから人を幸せにできるのです

 

自分の幸せ=人の幸せ

 

人のために生きるんだと、辛い気持ちを押し殺しているという状況で、人を幸せにできるわけがありません

 

結局、人の役に立ちそうだとか、人の利益になるからという思考ではなく

 

人のためになることが自分にとって喜びだからやっているだけ

 

という感覚が大事なんだろうなと

 

自分のためにやっているという感覚がないと、見返りを求めたり、自分の意見を強制したり……あなたのためにやっているのに、なんで分かってくれないの⁉という怒りに変わったり……

 

結局、自己満足でしかないのに、自己満足すらも人に委ねるというのは、おかしな話です

 

大義名分を掲げて起業するのもいいと思いますが、それは自分を満足させるためにやっているということを忘れないことです

 

人からのリターンを求めることは、親切の押し付けにすぎません

 

子供はリターンを求めて、人に親切にしているわけではありません

 

親切にしたいからしているのです

 

年を取るにつれ、いつの間にか打算的な考え方になり、〇〇すると〇〇が返ってくると、分かりやすいリターンを期待してしまいます

 

働くことも同じではないでしょうか?

 

労働という対価を払っているのだから、給料をもらうのは当然

 

給料は自己犠牲の対価に支払われるものだと

 

家入さんは、1社からしか給料をもらえないリスクを説いています

 

不安定な社会では1社に依存するのはリスクが高いです

 

未だに副業禁止している会社が多いですが、会社勤めの方も副業をしてリスク回避をすべきですし、自分を成長するためにも多くの事を経験した方が、自分のためになります

 

この考え方は、自分で働くことを選択するということではないでしょうか

 

働かされているのではなく、自らの意志で働く

 

そのために、まず大切なことは自分が月にいくらお金を手にできれば生活できるかを知ることです

 

最低限のお金を稼ぐためにどうすればいいかを考える

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実家暮らしだったり、結婚していたり、子供がいたりと環境によって最低限に必要なお金は変わっていきます

 

5万円でいいなら5万円を稼ぐ方法を、30万円必要なら30万円を複数から収入を得る方法を考える

 

30万円必要なら5万円×6つの仕事をこなせば30万円手にできますし、ソーシャルネットが発展した現在なら、開業資金0円での企業も可能です

 

30万円なり50万円なりを一気に稼ごうとするとハードルが高くなりますが、まずは千円稼ぐというところから始めれば、始めるハードルは低くなりますし、自分の力で稼げることが分かれば自信にもなります

 

現在は「動かないことが最大のリスク」だと言われています

 

失敗したくないという気持ちから動けなくなるのではなく、失敗しても何かを学ぶことが出来るという気持ちで、動きながら考えるのが大切です

 

生きるために何を大切にするのか

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世の中はいま大きな変化をしています

 

子供のころから植え付けられてきた常識とは違う世界が出来つつあります

 

まだ、過渡期なので古い常識が通用する世の中ですが、過渡期が終われば通用しない世の中になりかねません

 

家入さんの生き方を見ていると、常識って何?と思えます

 

これは家入さんだけでなく、堀江貴文氏や落合陽一氏、キンコン西野氏の生き方を見ても同様に思います

 

時代と共に変わるものと時代では変わらないものがあります

 

変わるものと変わらないものを見極めることが、現代社会では求められているような気がします

 

常識は時代と共に変わるものです

 

生きる意味や信念の大切さは時代で変わるものではありません

 

外側の世界があまりにも変化が速すぎて、内側の世界をないがしろにしていると、情報に振り回された人生になってしまいます

 

変わるものに囚われずに、変わらないものを変えずに生きていくこと

 

では、変わらないものとはなんでしょうか?

 

ということを考えてみる時間も大切ですね