読書タイムイズマネー

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坪田信貴著「人間は9タイプ 仕事と対人関係がはかどる人間説明書」を読んで

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坪田信貴著「人間は9タイプ 仕事と対人関係がはかどる人間説明書」を読みました

 

 

この本を読んだキッカケは、前田裕二さんのラジオに坪田信貴さんがゲスト出演していて興味が湧いたからです

 

この本は、まず9つタイプ分けから自分がどういう性格なのかを知ることが出来ます

 

9つのタイプは「完璧主義者」「献身家」「達成者」「芸術家」「研究者」「堅実家」「楽天家」「統率者」「調停者」です

 

自分がどのタイプかを知ることが出来るだけでも、十分に読み応えのある内容ですが、この本のメインは9つのタイプで自分を知ったり、対人関係が上手くいくということよりも、後半の転職や就職に役立つ知識の方が刺さるものがありました

 

ちなみに、9つのタイプ分けの結果、私は研究者タイプで、ものの見事に当たっていました

 

オタク気質で、チームプレイができなく、営業に向いていないというズバリでしたww

 

働くということを再度考える

 

働くという定義って、いつの間にか知っている気でいたのですが、実は習った記憶がないんですよね

 

つまり、子供のころから刷り込まれてきたものによって築き上げられているのです

 

大人から「働くのはツライ」「社会人になるっていうのは楽ではない」「生きていくために働く」「家族を食わすために」……と、両親であったり、メディアであったりから刷り込まれ、学生時代に働くのってイヤだな、社会人になるのはイヤだなと思っていた方も多くいると思います

 

働くことは生活をするため=お金を稼ぐため

 

というのは、確かに労働者側の視点では、間違ってはいません

 

ただ、働くことそのものの定義ではないんですよね

 

働く意義と言い換えてもいいかもしれません

 

この本の中では、働くことは楽しいことであり、社会人なる方がいいと言っています

 

働く定義を自分のためという視点でいると、何のために働くのかが分からなったり、ツライ状態が続いてしまいます

 

働くことがお金を稼ぐこと以上の価値がないのなら、働く意味が見いだせなくなります

 

ソクラテスの「皆は食べるために生きているが、私は生きるために食べている」ということそのままの状態になります

 

「働くのは食べるため、食べるために働いている」

 

この考え方を変えるために、何をした方がいいのか、労働とは人のために行うものであり、働くことで人から感謝され、信用される

 

そして、お金を手にして好きなものを変えるし、自由になれる

 

労働そのものの定義を変えてしまえたら、確かに働くことの意義が変わってきます

 

自分のため=お金のために働く→人のため=感謝・信用のために働き、結果としてお金を得ることが出来る

 

「お金2.0」や「革命のファンファーレ」でもお金よりも信用を集めると書かれていました

 

そうすることで、お金は自ずと集まってくるということが書かれていました

 

人の楽しみのために、喜びのために……

 

キンコン西野著「革命のファンファーレ」-スマホ時代を生きるために全力で踊る阿呆になろう

 

佐藤航陽著「お金2.0」を読んでアラフォーは早めにコミットを

 

自分の生活を無視するわけにはいかないですが、資本主義経済で生きている以上、働くことの対価としてお金が発生するわけです

 

お金のために働かなくても、結果としてお金を手にするという仕組みが資本主義経済であるなら、どこに価値を見い出していくのか

 

著者の坪田さんは、やりたいことがないのはラッキーと仰っています

 

やりたいことがないなら、人のやりたいことを手伝えばいいと

 

誰かのやりたいことに価値を見い出せるなら、そのお手伝いをする

 

その集合体が会社であり、組織に属さなくても手伝うことはできます

 

やりたいことがあるなら、やりたいことが誰かの価値になるように、なるまで頑張ればいいのです

 

SENSORSという番組で、少数に刺さるようなものを作ると、マスに刺さると言っていました

 

番組ホストの落合陽一さんが「人の感情って思ったよりも共通点が多いからね」と仰っていました

 

好きなものややりたいことが例えニッチであっても、少数の人に喜んでもらえることをし続けていくことで、いずれはマスに刺さる可能性もあるのです

 

これって、お金のためではない働き方ですよね?

 

こういう働き方が一般的ではないことは確かですが、今の世の中は確実に、私たちが刷り込まれている労働とは異なるものになっています

 

生活のために、お金のためにイヤイヤ働いている人たちは、AIに変わっていくだろうと予測されている中で、それでも既存の私たちが思い込んでいる労働を切り離せずに、一般的とされている働き方に依存するのか

 

それとも、働くとは人のためにすることだと、人に喜んでもらうためには、自分が楽しまなくてはいけないという思いから、働き方を変えていくのか

 

働き方は、環境そのものをガラリと変える必要はなく、まずは自分自身を変えることもできます

 

自分を変えていくうちに、環境そのものを変える必要がでてくるかもしれませんし、逆に働き方を変えるために環境をまず変えるという行動をとることでも、変えられるかもしれません

 

自分が当たり前だと思っていたことが、実は当たり前ではないと分かった時、その時に、新しい考え方を否定して、今の考え方を突き通すのか

 

それとも、新しい考え方を受け入れて、既存の考え方を変えるのか

 

何かを変えたいと思うなら、真っ先に変えられるもの、変えなくてはいけないものは自分自身です

 

働くことがイヤだから働かないではなく、働くことを楽しくなるように働き方を変える

 

そもそも働くってどういうことかを一生懸命考える

 

具体的な行動が出来なくても、考えることは出来ます

 

その考えた先に結論が出れば、その結論に従って行動すること

 

既存の資本主義経済や民主主義がガラリと変わる可能性がある時代です

 

枠組みは、時代によって変わるものであり、例え、自分が生まれてからこの方、変わっていないシステムであっても、明日変わる可能性だってあるのです

 

世界は私たちの内側にあり、内側にある世界だからこそ、自分自身で変えらえるのです

 

そう、何かを変えるのは自分自身でしかないのです