佐藤留美著「仕事2.0」を読んでリアルな現実と認識する必要性
佐藤留美著「仕事2.0」を読みました
表紙の帯にある「1つの会社で一生を終えることはもはや不可能。」という言葉の通り、現在は大企業でも安心できない状況です
主な原因はネットの普及によりグローバルスタンダードになったことです
これまで日本企業のライバルは日本企業でしたが、今は世界の企業を相手にしなくてはならない状況で、さらにテクノロジーの進歩により、より合理的な作業が可能になり、日本のハード面でのモノづくりが強みではなくなった点にあります
……というのは言い訳です
日本経済が弱くなった原因は、教育の問題がかなりのウェイトを占めていることは事実ですが、それ以上に大人になってから学ぶことを止めたことが主な原因だろうなと
終身雇用制度や年功序列に甘えた社会人が、就職すれば人生安泰だと思い、学びや成長を自ら課さずに、社内のみでの出世に流されたことが原因ではないでしょうか?
日本は解雇ができにくい制度となっており、会社がつぶれない限りはどこかの会社に属していられる
副業・兼業が解禁されつつある状況というのは、もはや1社では従業員を雇い切れないという事実でもあります
働き方改革とは、8時間会社にいればそれなりの給料がもらえる制度を辞めることです
社内にしか通用しないキャリアが意味をなさない時代になってきました
会社の寿命が30年を切っている時代です
新卒で採用された会社が定年まで持たない可能性が高いということです
さらに技術のサイクルが5年を切っていて、もはや経験が邪魔になりかねない時代でもあります
技術が刷新されれば、経験豊かな年配の方が新卒の技術に劣るようになります
こんな時代がすぐそこまで来ていると思うのは間違いで、もはやこんな時代になっているのです
まだ自分の業種は大丈夫などと甘えていては、すぐに時代に取り残されてしまいます
生涯学習は基本で、自分の意志でどんな仕事をしていくか、会社依存の仕事の仕方ではこの先、生き残っていくことができないということです
これは、ある意味で資本主義らしい働き方になるということですね
ある意味で実力至上主義な世の中になっていくのって歓迎なのか不安なのか
仕事2.0をどう捉えるかが、結局は現状の働き方ではないかと思います
安定を望む生き方をするのは構わないと思いますが、現在から未来の世界ではその安定を築いているはずの土台そのものがグラつく可能性があります
ザッカーバーグの「リスクを取らないことがリスク」という世の中である以上、失敗を恐れずにリスクを取り続けることが大切です
失敗を恐れずに、反省して、次に挑む
これからの世の中は、バックボーンを自分で築く代わりに、自らいくらでも挑戦し続けられる世の中になるということでもあります(実際は今も過去も挑戦し続けられるのですが……)
自ら行動し、成功体験を築いていくしかないんです
そのためのツールはいくらでもネット上にあります
SNSを使ってコミュニケーションを取ることをしてみたらいいのです
ブログを書けばいいのです
youtuberになればいいんです
いくらでもやれることはありますし、キャリアを積む方法が溢れている時代です
もはや挑戦するしかないですし、挑戦することでしか道は開かれない時代です
それを楽しむ気持ちで生きましょう!
今の雇用制度がこれからも続くと思っている人、思いたい人はそのままで、変わっていく時代を知りたい方はぜひこの本をお読みください