読書タイムイズマネー

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藤村靖之著「月3万円ビジネス」は実は近未来的な働き方の提唱

藤村靖之著「月3万円ビジネス」を読みました。

月3万円ビジネス

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「月3万円ビジネス」は本業とは別に副業で3万円を稼ぐコツみたいなものが書かれていると思ったのですが、全然違いました

 

もっと自然に優しい、温かい世界の話でした

 

お金でモノを買うというのが当たり前だと思っていました

 

この本を読んで自分で作れろうとせずに何でも買ってしまうというのは、自分で自分の首を絞める行為なんだなと

 

お金が多くあれば、既存の商品の中から選べば問題ないのですが、お金が心許ないなら既存の商品の中から選ばずに自分で作るという選択肢もあるわけです

 

知人に電話して必要なモノが不要になった人を探すこともできます

 

また短期的に必要なものなら借りに行くこともできます。

 

まぁ、お金がたくさんあれば別ですけどね。。。

 

日本が消費社会になったのは、高度経済成長期に経済を回すための戦略だったようです


自分の親世代(60代以上)の人たちって、必要なものを自分で作っていました

 

私の父親も野球のバッドを木を削って作っていたのを思い出しました

 

特に田舎なら買いに行かなくても、材料をタダで手に入れられたりする環境があります

 

この本を読むまで、自分で作るという頭がなかったことに驚きました

 

日本を急速に経済成長させた戦略に中央集権化しました

 

日本の内需を拡大させるためには地方がバラバラになって経済活動をするよりも、国家中心に経済活動を推進させていく方が利がある時代でした

 

公共事業や税金などを地方に分配するシステムですね

 

しかしながら、現在の日本は少子化が進んだり、グローバル化に置いていかれたりと、内部需要を日本で賄っていた時代ではなくなりました

 

もはや既存の資本主義の仕組みでは、総中流階級意識を保てなくなっています

 

そこで、今回の本は「月3万円ビジネス」を提唱しています

 

月3万円では生活していけないと思ってしまいますが、月3万円ビジネスを複数個持つことで、「3×10=30万円」というお金を稼ぐというものです

 

「副業」ではなく「複業」だそうです

 

こちらの本の作者さんは、「エコ」と「分かち合う」をテーマにしています

 

お金をより稼ごうとすると「過当競争」になり、「分かち合う」ことは出来ません

 

また、月3万円ビジネスの肝は「いい人」になることだそうです

 

いい人がいい事業を始めるから、周りが協力してくれるようになると

 

そのために地球にやさしい「エコシステム」でやっていくということです

 

そして、月3万円事業に必須なのが「仲間」です

 

つまりは「コミュニティ」を持ち、みんなで3万円ビジネスを「複業」すれば、人件費も抑えられ、材料費も抑えられる

 

この本は実体的なつながりをベースに商売をしています

 

これをネットの世界に持っていくと「オンラインサロン」になるのかなと

 

オンラインサロンは、ある意味「月3万円ビジネス」よりも仲間のつながりが強いのかなと

 

何故なら「オンラインサロン」はお金を儲けるのではなく、お金を払って働いているからです

 

お金を払って手にするコミュニティです

 

私はこの本を読んで、落合陽一著「日本再興戦略」の一端を垣間見れた気がしています

 

【関連記事】
落合陽一著「日本再興戦略」-天才が掲げる日本の未来に期待を持つための再興戦略

 

落合陽一・宇野常寛さんが出演している「デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂」の本の紹介動画

 


【対談】落合陽一×宇野常寛 〈計算機自然〉はプラットフォームへの隷属を乗り越えうるかーー『デジタルネイチャー』刊行に寄せて

 

上記の動画の中で、デジタルが自然化していく経済も自然化していくと話されていました

 

落合陽一著「デジタルネイチャー生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂」

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「月3万円ビジネス」の中では、有機化という言葉を使っています

 

有機的というのは、生物の温もりが感じられる距離で経済を回していくということかなと

 

有機的というのはつまりは自然ということなのかなと


この本のメインは「都会」ではなく「田舎」です


田舎でどのような商売ができるのか、過当競争のレッドオーシャンではなく、誰も競争をしないブルーオーシャンを目指して

 

月3万円ビジネスのセオリーと実践的な話がかなり詳細に書かれています

 

自然的をベースにした発想とデジタルをベースにした発想が同じ着地点になってということは

 

「地方分権化」「コミュニティ」「共感」「自然」

 

というキーワードが未来社会のカギになっていくのだろうなと思いました

 

都会を離れて「地方」で暮らしながら、これまでにない「コミュニティ」を作り、「共感、共生」していく


そのつながりは「有機的」であり、「本当の自然」と「デジタルネイチャー」が、分離せずに共存していく世界

 

上記の文の意味が分かったら、僕にも教えてくださいww

 

自然とデジタルの両方から、未来にアプローチしてみてください。

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