明石ガクト著「動画2.0」衝動に突き動かされる
明石ガクト著「動画2.0」を読みました
本の内容はタイトル通りに「動画」について語られています
「映像」と「動画」の違い、映像の歴史、マネタイズの方法、また具体的な動画を制作する手法まで……
動画を制作したい方はこの本を1冊読めば十分じゃないかと思えるほど、盛りだくさんな内容になっています
自分は社会人になってから映像制作に関わってきている身です
あえて「動画」とは言わずに「映像」と言います
15年以上、映像制作に関わっているので、映像の歴史や手法はさすがに知っているですが、世の中の多くがスマホを手にしてから何が変わったのか、またこれからどのように変わっていくのか、といった内容はとても参考になりました
この本は動画制作をしたい若者向けに書かれている本です
この大変革期に「動画」の第一線で活躍されている方の話は、とても興味深かったです
…………ただ、この本って「動画」を媒体にして、もっとクリエイティブの本質のようなものが書かれている本だと思います
この本を読んでいて湧き上がってくるものは、青春時代の爆発的なエネルギーです
何だかよく分からないけど、居ても立っても居られないから全力で走り出す
人の目ばかり いつでも気にして
口先ばかり 何もしないで
そんなのちっとも おもしろくないよ
そんなのとっても たいくつなだけさ
カッコ悪くたっていいよ そんな事問題じゃない
君の事笑う奴は トーフにぶつかって 死んじまえ
ブルーハーツの「ダンスナンバー」の歌詞です
こんな感じなんですよ
人の目を気にして何にもしないならカッコ悪いよと、今すぐにクリエイティブなことしようぜ!
世界を変えようぜ!
というね
チャプターごとに明石さんのカッコ悪いのかカッコいいのかよく分からない思い出がつづられていますが、これこそまさに青春のカッコ悪さというかカッコよさというか
明石さんが大学生時代に撮影した動画の話なんて、青春そのものなんですよね
ただ、青春時代の抑えきれないような感情というか熱量
世界は大きな変革期に突入している今だからこそ動画クリエイターは青春そのままに駆け抜けろ!
ロックですよ
ロックンロールですよね
スマホが世の中にこれだけ普及し、写真を撮ることも動画を撮ることもスマホででき、さらに動画編集もスマホでできる時代
さらに、動画のプラットフォームが多くあり、発信すらも自分で簡単にできる時代
本の中にも書かれていましたが、今の小学生や中学生から動画を作っている子たちが大人になった時、どんな動画を作るのか想像つきません
何度も言いますが、この本は若者向けに作られた本です
ただ、青春は若者だけの特権ではなくオッサンになっても青春は継続していくのです
青春は残酷な時間の流れが終わらせるものではなく、自分自身で終わらせるものなのです!
三十路ボンバイエーですよ
まだまだ ここから 遅くないぜ 今日から
四十路までに夢を叶えてみる これどうかな?
年なんで 感じないで 恥じないで
今宵 三十路パーティーナイト!
アラフォーですけど、夢はまだまだ捨てたもんじゃないぜ!