落合陽一著「超AI時代の生存戦略」を読んで
落合陽一著「超AI時代の生存戦略」を読みました
こちらの本が発行されたのが2017年です
内容はこれから起こるであろう、すでに起こりつつある未来
AIが日常で当たり前になるであろう未来に向けて、変えて言った方が良いマインドセットと働き方・生き方についての提案がかかれています
副題にあるシンギュラリティに備える34のリストが物語るように、現代は産業革命以降に起こった近代から情報革命が起こりインターネットを中心にAIという、これまでの枠組みを壊すテクノロジーを実装する過渡期です
これまで当たり前にあった学校・会社・日常生活といった枠組みが破壊されて、新たな枠組みが再構築され始めている
これまでの人類史でたった三回しか起こっていない革命の真っただ中に私たちは生きています
農業革命・産業革命・情報革命が三大革命で、間違いなく今後の人類史で注目される時代が現代です
インターネットが誕生する以前の生活を思い出せる人はどれくらいいるでしょうか?
インターネットが存在しない世界を創造できる人はどれくらいいるでしょうか?
我々の生活を一変させたインターネット。さらにスマホの誕生により私たちは24時間ネットに繋がる生活を送るようになりました
20世紀は映像の世紀と言われ、映像技術が発達し、テレビを代表とするマスメディアから情報を得る時代でしたが、21世紀は映像の世紀からインターネットの世紀へ。そして、AIの世紀へと向かっています
副題にあるシンギュラリティとは技術特異点で、人工知能(AI)が人類の能力を超えることを意味しています
AIが生活に組み込まれる状況をどこまでリアルに想像できるかが、これからの世界を具体的に想像できるかとかなりイコールになっていくんだろうと
とは言え、これまでになかった状況を想像しようというのは、とても難しいことだと思います
重要なのは、この本に書かれているような事が実際に起こるかもしれないと想定しておくこと。時代の流れを知る努力をし、今ある日常が数年後には当たり前ではなくなっている可能性があるということを曖昧でもいいから想像しておくことです
これまでの社会の枠組みが壊れてきていて、全く違う枠組みで再構築されているという世界だという実感がないと、この本を読んでもふーんで終わってしまいます
特に物心がついた時からスマホがない世代は、スマホ以前と以後でどれだけ世界が変わったのかをリアルに実感してみてください
テレビといったマスメディアから情報を得ていた世代は、SNSにより全個人が発信できる時代に変わり、テレビよりもyoutubeが見られている時代の変化そのものに焦点を当ててみてください
時代はほんの20年前から様変わりしています。スマホが誕生した2007年あたりと比べても様変わりしています
世界は急速に変わりつつあります
その変革を次のフェーズに連れて行く技術がAI技術です
そして、その変革はすでに始まっており実装段階に入りつつあります
実装段階に入ってからの変化はより急激に起こるのではないかと
スマホが誕生してわずか数年で生活にはなくてはならないものになりました
時代の波に乗るためには、乗るための準備が不可欠です
「超AI時代の生存戦略」はこれからを生きるための指針となる本ではないでしょうか
本の内容にはほとんど触れませんでしたが、AIに対して漠然とした不安を抱える方にはオススメの本です
かなり濃い内容で、34のリストのどれが刺さるのかを確かめてみるのもイイかと思います