熊野栄一著「アドラー式働き方改革 仕事も家庭も充実させたいパパのための本」を読んで
熊野栄一著「アドラー式働き方改革 仕事も家庭も充実させたいパパのための本」を読みました
アドラーさんの「嫌われる勇気」が日本でベストセラーになったのは2014年です
自分が「嫌われる勇気」を読んだのは2016年なので、もう3年経つのかと驚きを禁じ得ないです
「嫌われる勇気」の感想はこのブログにも書いてあるので、そちらを参照にして頂けたらと思います
アドラー著『嫌われる勇気』は日本人が受け入れやすい心理学 その1
アドラー著『嫌われる勇気』は日本人に受け入れられやすい心理学 その2
この本はアドラー心理学を仕事と家庭に特化させる形で活用する方法が書かれています
本を読んだ感想を書こうと思ったのですが、自分が書いた「嫌われる勇気」の感想に大切なことがほとんど書かれていたため
若干路頭に迷っています
この本を読んだ理由はというと、嫁が図書館から借りてきて家にあったからです
アドラー心理学は日本人に合っているというか、日本人が忘れかかっている大切なものを取り戻してくれる内容だと思っています
以前に、ホリエモンチャンネルで堀江貴文氏が「嫌われる勇気」が流行った時に、これが流行るんなら、もしかしたら日本は変わるかもしれないと思ったというようなことを仰っていました
アドラー心理学を超大雑把に説明すると
「自分が変われば世界は変わる」と「悩みは全て人間関係にある」
ということです
今の日本人ってアドラー心理学の真逆な考え方の人が多いように思います
「世界が変われば自分も変われる」と「悩みは全て自分にある」という
能動的ではなく受動的な考えをしている人が多いなと
自己肯定感が低い人たちを教育が家庭が育ててしまっているという現状を、アドラーの考えが浸透することで脱却できる可能性がありましたが…
現状の日本を見ていると、どう考えても脱却できてないですね
脱却できていないどころかますますアドラーの考えから遠ざかっているのが現状ではないでしょうか
たまに街を歩いていて驚くことがあります
日本全体の老け方というか、元気のなさ落ちぶれ方
こんなになってしまっている日本という現状に、どの程度の人たちが気づいているのか?
言い方は悪いですがSNSや匿名のネットを使って憂さ晴らしをしている人たちは、気づいていないんだろうなと思いますし、自分なんて…を口癖にしている人たちも気づいていないんだと思います
教育にも働き方にも問題があるとは思いますが、現在の日本人が抱えている最大の問題は、社会人になってから勉強しない・本を読まない人があまりにも多すぎることではないでしょうか
日本人の約50%が月に1冊も本を読まない
仕事が常にクリエイティブで、頭をフル回転させているから本を読まなくてもいいなら話は別かもしれませんが(実際は頭をフル回転させている人ほど学びや本を多く読んでいると思います)
学生だから勉強をするのではないのです、学ぶということは自分の知らない知識を身につけて、自分の知らない世界が見えるようにする行為であり、大人になってもし続ける必要があるものです
学び続けていかなくことでしか、道は開けない
現状を打破したいなら行動することと同時に学ぶことをし続けていくこと
全く本の内容とは関係ないかもしれませんが
アドラー式働き方や子育てを実践してみようとする方は、疑うことなくオリジナルを出すことなく、そのままやることをオススメします
まずは完全に真似してみてください
そういう意味でオススメの本です