芸能人の不倫や不適切な言動に異を唱える人たちの不思議
このところよく見られる芸能人の不倫や著名人の不適切な言動に対し、SNSなどでワーワーと意見を言っている人たち
正直、人の色恋に対して興味がないので、芸能人の不倫に憤りを感じないですし、著名人がどんな不適切な言動をしようと、それに対して怒りを覚えることもないです
叩かれている人たちに対して、わざわざ自分の意見を発信する原動力って何なのか?
前々から、正論やマナーやルールを重んじる発信をしている人たちが不思議で…
なので、「自分が正義だ!」みたいなよく分からない立場から意見を言っている人たちのことを考えてみたところ、めちゃめちゃ自分の首絞めてるよなぁと
自らを常識の縄に締め付けてしまうのは窮屈ですよ
目立つ人たちの不手際に対して常識という武器を振りかざしてしまうと、その武器を下せなくなってしまいます
社会的常識なんて時代が変われば180度変わるし、文化が違えば常識も変わってきます
社会常識は現在しか通用しないもの
安易な批判をすると、自分は常識やルールを守る側に居続けなくてはいけなくなってしまいます
これってめちゃめちゃ不利な状況なんですよ
別に不倫や不適切な言動を正しいと言っているわけではありません
もう一度書きますが、社会が変われば常識も変わります
常識やルールを守ることを絶対の正義だとしてしまうと、時代の変化に取り残されてしまいます
実際に日本人の多くは変化についていけていない状況になっています
不倫なんて不潔よ・奥さんが可哀想・常識がないのか!・マナーがなってない・ルールを守れない奴が・周りの迷惑を考えてetc
不倫を推奨しているわけではないですが、なぜ不倫がいけないか?なぜ1人の異性しか愛してはいけないのか?
常識やルール、相手が可哀想といった感情的な意見ではなくて、人類に共通するダメなものだと説明することが出来る人は何人いるでしょうか?
自分がされたらイヤだから
うん、それはそうだ
自分がされたらイヤだからと言って、自分と全く関係ないところで行われた不倫は関係ないよね
叩かれる芸能人が可哀想と言っているわけではなく、何気なく発信した一言により自分で自分の首を絞めていることに気づいた方がいいなと
発信した言葉に対して責任を持つというのは、発信した内容そのものに対して責任を持つということ
誰かに対して正論を振りかざした時、自分にも同じ刃を向けていることを意識してみてはいかがでしょうか
表現は自由だけれど
こんなことを書きながら、異を唱えている人たちは自分に関係ないだよなぁ・・・
ちなみに、
幼児虐待のニュースを見たら怒りを覚えます
子供がどれだけ親を愛しているかを経験しているので、子供の愛を踏みにじる行為は許しがたいものですし、自分は絶対にやらないと言い切れるからです
これも芸能人の不倫と同じなのかどうか
うーん、発信するって悩ましい…
塩田元規著「ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力」を読んで
塩田元規著「ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力」を読みました
株式会社アカツキはモバイルゲームを始め、うんこミュージアムといった体験型のエンタメを開発・運営している会社です
いわゆるモノからコトへ、消費よりも体験をビジネスにしている、平成な表現で言えば「イマドキ」、昭和な表現で言えば「ナウい」会社です
ハートドリブンには、タイトルである「ハートドリブン」な生き方をすることで、会社が本人がどう変わっていったかが書かれています
ハートドリブンとは「心(感情)を起点とする」という意味です
本の中では感情価値の大切さや、帯に書かれているように著者が自身の魂を進化させることで、どのような成長を遂げてきたのかが書かれていて、いわゆるビジネス本に書かれているような効率化や合理性は書かれていません
会社や社会を精神的な視点で書かれている、稲盛和夫さんの「生きる」ともまた違う高尚さよりも温もりを感じられる本です
著者の塩田さんが具体的にどのような体験をされ、自己の成長がどのような形でビジネスに反映されていったかの詳細は本を読んでもらった方が、より実感を伴って感じられると思います
ここではハートドリブンな心(感情)を起点としたビジネスがなぜ、これからの時代に合致していくのかを書いていきます
現代は人類に3回しか起こったことのない大革命の時代です
3つの革命とは農業革命、産業革命、情報革命(現代)
現代は情報革命の真っただ中です
【情報革命について詳しく話した動画】
今が情報革命中である分かりやすい例を出せば、皆さんも行った方が多くいるテレワーク
テレワークはまさに情報革命が起こらなければ不可能だったものです
インターネットのインフラが整ってこそテレワークという働き方が可能になりました
今後の会社は仕事をするためだけの場所ではなくなるだろうことを体験できただけでも、自粛期間も無駄ではなかったなと
企業価値は確実にシフトしていきます
お金を稼ぐのみの会社というのは緩やかに後退していく、もしくはAIに代替えされ、会社勤めをする付加価値が求められていく時代になっていく
株式会社アカツキは会社勤めの付加価値に心の成長を置いていて、感情価値をいかに提供していくかを追求しています
これまでの時代、近代からの脱却をしている会社とも言えます
近代的な時代が求めてきたものは、優秀な均一性です
コトの時代、つまり大量生産が求められてきた時代は、同一の商品をいかに効率的に作り出すかが最大の目標でした
大量生産、大量消費の時代
現代は社会が同じ方向を目指すのではなく多様な時代になりつつあり、価値そのものも多種多様になっています
現代は均一性ではなく、何かをどれだけ突き詰め、突き抜けれるかが大切な時代
夢を形にする力が求められている時代ともいえます
夢を形にする力の代表的な企業はappleです
アイホンが登場した時に、未来じゃん!!SFの世界じゃん!!と興奮した人も多くいたと思います
僕もその1人です
アイホンが日常や働き方を劇的に変えたことは間違いないですが、それ以上に発表された時に感じたワクワク感が何よりも代えがたい価値です
携帯電話という機能を感情や体験にまで昇華させた商品
そして、スマホを通じて様々な体験をしていると思うと、アイホンを開発したappleが実現させた夢の価値は計り知れないものです
ワクワク・ドキドキといった感情に価値が生まれる時代=感情価値
ハートドリブンを読むと、感情価値がいかに大切か、これからの時代にコミットするためには、心の成長がどれだけ大切かが分かります
心に重きを置いた企業が、感情価値を生み出すためにどのような取り組みをしているか、その取り組みをしている意味も書かれていて、本当の意味での働き方改革が書かれた本
時代の変革はすでに起こっています
効率的・合理的な世界から寄り道を楽しむ時代へ
【宣伝】
皆さんの生き方に役立つ話からサッカー・マンガについて話しているyoutubeです
良かったら聞いてくださいませ!!
アマゾンプライムビデオ12月見放題に「ノイタミナ」ラインナップ!!
いやぁ~熱いですね
アマゾンプライムビデオの12月見放題「ノイタミナ」がラインナップされました
このバナーはポケモンですが、「ノイタミナ」といって最初に思い出すのは「四月は君の嘘」です
…残念ながら「四月は君の嘘」は今回のラインナップには含まれていません
名作ですものね…単品でも見てる人が多いんだろうなと思います
とはいえですよ
「ノイタミナ」には名作アニメが多くあります
下記が一覧です
●12月4日(水)
『ギルティクラウン』
『冴えない彼女の育てかた』第1期
『テルマエ・ロマエ』
『図書館戦争』
『働きマン』
『Paradise Kiss』
『東のエデン』
『東京マグニチュード8.0』
『モノノ怪』
●12月11日(水)
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』
『UN-GO』
『銀の匙 Silver Spoon』第1期・第2期
『坂道のアポロン』
『つり球』
『のだめカンタービレ』
『のだめカンタービレ 巴里編』
『のだめカンタービレ フィナーレ』
●12月18日(水)
『うさぎドロップ』
『C』
『西洋骨董洋菓子店 〜アンティーク〜』
『海月姫』
『放浪息子』
『四畳半神話大系』
あの花・働きマン・のだめ・海月姫・冴えカノetc
真面目に見たい作品めちゃめちゃ多くないですか!!
しかも、ですよ
アマゾンプライムビデオ初回は30日間無料なんですよ!!!
このアニメ群を無料で見られるチャンスなんですよ!!!
クリスマスシーズン・年末とリア充は忙しいですよね・・・
でもね
アニメ三昧という生き方は決してリア充には引けを取りません!
ノイタミナを家で見続けるクリスマスは決して寂しくはないですよ!!!!
オススメ漫画「超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです! 」
私、マンガが大好きでメチャメチャ読むのですが、ジャンプやマガジンといったメジャーな漫画しか読んでこなかったんですよ
この感覚が古いなと思えたのは、「超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです! 」を読んでからです
このマンガめちゃめちゃ面白いです
設定としては現実世界で超人的な能力を発揮している高校生7人が、飛行機事故によって異世界に迷い込んでしまうというものです
このマンガを知ったのは秋葉原の駅で、アニメのポスターを見たからです
初見の感想は、「萌えだな」でした
オッパイが大きいんですよね
キャラを見る限りもっとご都合主義な萌えマンガだと思っていたのですが、いざ読み始めると全然違いました
超人的な7つの能力が、世界を創っている7つの要素
政治・ビジネス・武力・医学・発明・報道・宗教(マジシャン)
なんですよ
どんな状況でもこの7つに特化していれば、新たな世界を創造できるという話なんです
話の中で印象的なセリフが
「我々が本気を出したら文明を500年進めてしまうがいいか?」
というものです
異世界では魔法があったりとファンタジーな世界なのに、現実世界から来た7人が持つ能力の方が、異世界でも突出しています
そして、異世界のルールに則るのではなく、現実世界のルールに則って、異世界に平和をもたらすという話なんです
めっちゃよくできた話だなと
もちろんこの7人の能力が、現実世界でも異常なレベルにあるというところがマンガ的というかファンタジーなんですよ
世界観の設定からとても面白いですね
またタイムリーに10/3からアニメも始まっています
TVアニメ『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』PV第2弾
アニメは第2話まで進んでいるんですかね
ただTOKYO MXなどローカル放送のようです・・・
amazonプライム会員はタダで観られるようなので、気になる方はぜひ観てみてください
細谷功著「具体と抽象」を読んでー1家に1冊欲しい本ー
細谷功著「具体と抽象」を読みました
細谷功さんの本は「アナロジー理論」に続いて2冊目になります
抽象化については細谷さんの本を読むと非常によく分かるのでオススメです
そして、このブログで紹介している本の中でも抽象化について書かれたものも多くあり、自分にとってこの抽象というのは1つのテーマなんだろうなと思っています
【抽象に関する他記事】
この本を読んだ理由は、私が尊敬するshowroomの前田裕二さんやコルクの佐渡島庸平といった方たちが褒めていたからです
そして、この本を読んで改めて抽象のスキルは人生において非常に大切なスキルだと確信が持てました
自分はnoteも書いていて発信やキャラに関する記事でも抽象化思考について書いています
この本を読んで最も目からウロコだったのは、話がかみ合わない人の理由が抽象の階層が違うからという点です
抽象的思考を理解できておらず、使えていない人は抽象度が高い人の話が分からない
これまでは話がかみ合わないのは知識や経験の量の違いだと思っていたのですが、そもそも視点の高さが違うんだと気づかされました
自分の方が抽象的な視点で話している時も相手の方が抽象的な視点で話している時もあります
そして、具体と抽象での視点の違いの大きな問題は、具体的な視点側は、抽象的な視点側の話が分からないという点です
具体と抽象どちらの視点の方が多いかというと、もちろん具体の方が多いです
この点で「抽象的すぎてわかりにくい」や「もっと具体的に分かりやすく言って」という話になってしまうのです
これは個人的な意見ですが、日本人の「分かりやすく」を好む傾向は、日本人の知力が落ちてきているからではないかと思っています
大人になってから勉強をしていない大人の知力の低下が抽象化を遠のける傾向にあるのではないかと
抽象化は人間のみが持ち合わせた能力
言葉というのはとても抽象的な概念で、言葉を扱えるのは人間だけです
言葉を覚えたての子供たちは、抽象化の概念が理解し切れていないので、話がとても具体的で、細かく説明します
大人になると抽象化の概念を理解していくので、話をまとめたり例え話をしたりと、言葉をより抽象的に使えるようになります
抽象化はより広くまとめることだったり、より多数のものを包有できることだったりします
多数の事に通ずる概念である以上、具体に比べて細かい部分にコミットしていないから分かりにくいと感じられます
この本にも書かれているのですが、具体に比べて抽象の方が上位にあるということではなく、具体と抽象の両方を使いこなせるようになることが大切です
計画ではなく行動段階なら具体的な方がいいですし、指示出しは特にズレがないためにも具体的な方がいいですね
抽象かの考えは、仕事でのアイデア出しや思考だけじゃなく、相手の考えを知るうえでも大切です
思考の階層を増やすという意識を持つためにも、四コマ漫画や図が多くあって分かりやすい「具体と抽象」を読んでみてはいかがでしょうか