塩田元規著「ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力」を読んで
塩田元規著「ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力」を読みました
株式会社アカツキはモバイルゲームを始め、うんこミュージアムといった体験型のエンタメを開発・運営している会社です
いわゆるモノからコトへ、消費よりも体験をビジネスにしている、平成な表現で言えば「イマドキ」、昭和な表現で言えば「ナウい」会社です
ハートドリブンには、タイトルである「ハートドリブン」な生き方をすることで、会社が本人がどう変わっていったかが書かれています
ハートドリブンとは「心(感情)を起点とする」という意味です
本の中では感情価値の大切さや、帯に書かれているように著者が自身の魂を進化させることで、どのような成長を遂げてきたのかが書かれていて、いわゆるビジネス本に書かれているような効率化や合理性は書かれていません
会社や社会を精神的な視点で書かれている、稲盛和夫さんの「生きる」ともまた違う高尚さよりも温もりを感じられる本です
著者の塩田さんが具体的にどのような体験をされ、自己の成長がどのような形でビジネスに反映されていったかの詳細は本を読んでもらった方が、より実感を伴って感じられると思います
ここではハートドリブンな心(感情)を起点としたビジネスがなぜ、これからの時代に合致していくのかを書いていきます
現代は人類に3回しか起こったことのない大革命の時代です
3つの革命とは農業革命、産業革命、情報革命(現代)
現代は情報革命の真っただ中です
【情報革命について詳しく話した動画】
今が情報革命中である分かりやすい例を出せば、皆さんも行った方が多くいるテレワーク
テレワークはまさに情報革命が起こらなければ不可能だったものです
インターネットのインフラが整ってこそテレワークという働き方が可能になりました
今後の会社は仕事をするためだけの場所ではなくなるだろうことを体験できただけでも、自粛期間も無駄ではなかったなと
企業価値は確実にシフトしていきます
お金を稼ぐのみの会社というのは緩やかに後退していく、もしくはAIに代替えされ、会社勤めをする付加価値が求められていく時代になっていく
株式会社アカツキは会社勤めの付加価値に心の成長を置いていて、感情価値をいかに提供していくかを追求しています
これまでの時代、近代からの脱却をしている会社とも言えます
近代的な時代が求めてきたものは、優秀な均一性です
コトの時代、つまり大量生産が求められてきた時代は、同一の商品をいかに効率的に作り出すかが最大の目標でした
大量生産、大量消費の時代
現代は社会が同じ方向を目指すのではなく多様な時代になりつつあり、価値そのものも多種多様になっています
現代は均一性ではなく、何かをどれだけ突き詰め、突き抜けれるかが大切な時代
夢を形にする力が求められている時代ともいえます
夢を形にする力の代表的な企業はappleです
アイホンが登場した時に、未来じゃん!!SFの世界じゃん!!と興奮した人も多くいたと思います
僕もその1人です
アイホンが日常や働き方を劇的に変えたことは間違いないですが、それ以上に発表された時に感じたワクワク感が何よりも代えがたい価値です
携帯電話という機能を感情や体験にまで昇華させた商品
そして、スマホを通じて様々な体験をしていると思うと、アイホンを開発したappleが実現させた夢の価値は計り知れないものです
ワクワク・ドキドキといった感情に価値が生まれる時代=感情価値
ハートドリブンを読むと、感情価値がいかに大切か、これからの時代にコミットするためには、心の成長がどれだけ大切かが分かります
心に重きを置いた企業が、感情価値を生み出すためにどのような取り組みをしているか、その取り組みをしている意味も書かれていて、本当の意味での働き方改革が書かれた本
時代の変革はすでに起こっています
効率的・合理的な世界から寄り道を楽しむ時代へ
【宣伝】
皆さんの生き方に役立つ話からサッカー・マンガについて話しているyoutubeです
良かったら聞いてくださいませ!!