読書タイムイズマネー

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人間は人と人の間に存在しているという意味

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「人間は人と人の間に存在している」というのは、コルク代表の佐渡島庸平さんの言葉です

 

 

【詳細記事】
佐渡島庸平著「WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE」を読んで

 

人は決して1人では生きられません

 

肉親はもちろん友達や職場といった環境による影響を受けますし、生活するために必要なものは、誰かが作り、販売しています

 

誰の力を借りずに生きていくことは出来ません

 

そういう意味でも、人は人の間で生きています

 

ただ、この言葉は実生活だけの話ではなく、互いに影響し合っているというところが重要です

 

思考や行動といったことも、自分1人だけの世界では成り立ちません

 

人間として生きるためには社会で生きる必要がありますし、人は例え引きこもりであっても、何かしらのコミュニティーに属しています

 

この世界に生まれるためには両親の存在があります

 

両親なくしてこの世に生まれることはできません

 

人は生まれながらにして、すでに人の影響を受けています

 

親から受けた影響というのは計り知れないものがありますし、生まれ育った地域の影響も少なからず受けています

 

子供にとって、多くの時間を共有しているのは両親です

 

人と人の間に人間が存在している以上、子供は親からの影響を絶えず受けながら成長していきます

 

それくらい子供にとって親の存在は絶対です

 

だからこそ、親は子供に対する自分の影響力を意識する必要があります

 

何気ない言動で子供は傷つき、親にとっては些細なことでも子供にとっては一生引きずるトラウマになりかねません

 

そして、子供が複数いる家庭では、子供一人ひとりに対しての関係性(間)を考えないと、子供が自分らしく生きらる邪魔をしてしまいます

 

長男と同じように二男に接した結果、二男にとっては多大なるストレスになることもあります

 

人は1人ひとり違います

 

子供もまた然りです

 

その時の子供の状態もしっかりと見極めて接していかないと、子供を不安定にさせてしまいます

 

長男が聞き分けのいい子だからといって、二男に対しても同じ態度を求めると、二男の自分らしさが消えてしまいます

 

とはいっても、いざ子育てをしてみると、とんでもなく大変でつい自分の経験の範囲内で、第二子以降と接してしまいます

 

2人目の子供の方が、1人目で様々なことを経験しているので育てやすさはありますが、努力を怠って1人目と同じように育ててしまいがちです

 

同じ環境に育ち同じ両親から生まれているのに、なぜこうも性格が違うものかと思うほどに、兄弟で性格が異なります

 

子育ての対象が人間である以上、長男は自分と長男本人の間に存在し、二男は自分と次男本人の間に存在しています

 

自分が人と人の間に存在しているように、子供たちもまた人と人の間に存在しています

 

人によって話し方や接し方を変えるように、子供に対しても子供一人ひとりに対して対応が変わります

 

ここが、子育ての面白いところであり、また難しいところでもあります

 

我が家は、長男は絵にかいたような優等生で二男は親の言うことを聞かないヤンチャで三男は我が道を行くタイプです

 

三男はまだ2歳なので、しつけという面でそこまで厳しくないのですが、二男は5歳になり色々なことが1人で出来るようになったため、しつけがこれまでよりも厳しくなっています

 

長男は、親の言うことを素直にするタイプだったので(長男にももちろん長所と短所はあります)、同じような態度で接すると二男はもの凄く反発をします

 

ただし、誰かのためにこれをやってとお願いすると素直に喜んでしてくれますし、二男の望みを叶えつつお願いすると、やはり素直に喜んでやってくれます

 

親と子は子供が小さい時は特に影響力が絶対的な存在です

 

「WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE.」はコミュニティーについて書かれた本です

 

直接、子育てとは関係のない内容ではありますが、家族は子供にとって絶対的なコミュニティーです

 

自分はコミュニティーという感覚が非常に希薄な人間です

 

そのために子供からの学びは大きく、3人の子供たちがいかにストレスなく、伸び伸びと自分らしく生きて行けるのか

 

そのためには、画一的な子育てではなく、子供一人ひとりに合わせた子育てをする必要があります

 

人間は人と人の間に存在する

 

親である自分と自分のもとに生まれてくれた子供たち

 

子供が産まれる前の自分がどういう生活をしていて、どういう考え方をしていたのかがもはや分からないくらいに、自分にとっても子供は影響力があります

 

親と子供に上下関係はありません

 

相互で学び合い、人として成長していく

 

自分という存在を人との繋がりの部分にあると意識することで、子育ての在り方もまた変わってくるのではないでしょうか

 

とは言っても、自分都合で怒ってしまったり、行動してしまったりしてしまいます

 

子育てに対しては真面目な人ほど、責任やプレッシャーに押しつぶされてしまいそうになります

 

そんな時は、自分もまた親として未熟な存在で、子供から学ばせてもらっているという気持ちでいることが大切ではないでしょうか

 

そのためにも、今の自分を知るために内面を見つめるということは大切なのかもしれませんね

 

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