読書タイムイズマネー

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坪田信貴著「才能の正体」子育ての呪術を打ち消す良書

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坪田信貴著「才能の正体」を読みました

 

ビリギャルで有名な坪田さん

 

絶賛子育て中の身としては、どうしても親としての観点から読んでしまいます

 

子育て中の方はもちろん生きることを苦しいと感じる方にも、ぜひ読んでもらいたい本です

 

本の内容はタイトル通りに「才能の正体」について書かれており、言葉の表現も選択も読みやすく分かりやすいものになっているのですが、実はめちゃめちゃ厳しい内容にもなっています

 

他者の成功をみて「才能がある」「地頭がいい」から出来たんだと言っている人は、結果だけで判断している

 

正しい努力を諦めないでやり続けた結果であるにも関わらず、結果を出すためには自分とは違う何かが始めからあるという

 

「才能」「天才」「地頭がいい」「運」は人を思考停止にする言葉だそうです

 

この本を読むと、努力では埋められない何かを言い訳にできなくなります

 

才能の正体を掴めたということはつまり、誰にでも才能は必ずあり、誰でも才能を開花できる

 

天賦の才といったものを言い訳にするなと

 

そして、才能の正体を解き明かしていく内に見つけた才能を開花する方法が書かれています

 

私がこの本によって解き放たれたものが、子育ての呪術です

 

初めての子供が産まれて、どうしていいか分からず右往左往しながら、何かの本を読んではこういう子育てがいいんじゃないか。自分が育てられてきた子育てを思い起こしながらこうすればいいんじゃないかと考えてきました

 

子供たちに対しての自分の願いはなにかというと、「自分らしく生きて欲しい」です

 

自分らしく生きられたと思える人生を歩んでくれたらそれでいいのですが、そうなると親の役割ってなんだろうかと

 

自分が親からしてもらったことはなんだろうかと

 

色々と考えてきたときに、子供を否定することだけは絶対にしてはいけないという考えに至りました

 

どんなことがあっても、子供の才能を否定したりせずに、子供の味方でありたいと

 

正直言えば、自分は親から期待されずに育ってきました

 

明らかに兄の方が優秀で、子供のころから兄と比べられ自分は出来ないなんだと思い込まされてきました

 

それを言い訳には出来ないのですが、自分に自信がなくて、失敗をしてはいけないというマインドで生きてきました

 

この本を読んで、才能は誰にでもあるということを知り、自分自身が受けてきた子育ての呪術から解放された気持ちがします

 

そして、自分の子だからと言った理由で子供を否定するのは絶対にしないという決意を改めて持てました

 

他の子供と比べる必要はないし、兄弟で比べる必要もない

 

子供一人一人に対してしっかり向き合って、それぞれの子が持つ才能をが開花できるよう手助けしていくことが、親の役割だと分かりました

 

これは、親だけでなく上司と部下の関係や先生と生徒の関係でも同じことが言えます

 

坪田さんの本を読んで、自分の人生を切り開いていくのは自分なのだと改めて身を引き締める思いです

 

子供たちにも、自分の人生を切り開いていけるような人に育てていきたいと改めて思いました

 

【自分のタイプを知るために】

坪田信貴著「人間は9タイプ 仕事と対人関係がはかどる人間説明書」を読んで

 

良書との出会いは、いつだって素晴らしい出会いになりますね