読書タイムイズマネー

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岡田哲也著「で、ほんとはどうしたいの?」を読んで

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岡田哲也著「で、ほんとはどうしたいの?」を読みました

 

岡田さんの本は2冊目で、1冊目は「キラキラな宇宙法則をめちゃくちゃ日常生活に使ってみました」という本のタイトルからしてスピリチュアルな内容のものです

 

【詳細記事】
岡田哲也著「キラキラな宇宙法則をめちゃくちゃ日常生活に使ってみました」

 

スピリチュアルな内容ってどこか胡散臭くて手を出さない方もいると思います

 

特に男性って好きではないですよね

 

ただ、こういう考え方もあるんだという自分を広げるという意味では、日常で接しない世界から学ぶことは有意義だと思います

 

「キラキラな宇宙~」に比べて、「で、ほんとはどうしたいの?」はカウンセラー目線が強いので、スピリチュアルな世界を毛嫌いしている人でも読める内容になっています

 

スピリチュアルとか宗教とかそういったものを一括りにして嫌ってしまうのは、勿体ないと思います

 

なぜなら、それらの言葉は枠組みにしか過ぎないからです

 

宗教だからスピリチュアルだからという理由で嫌うのは、箱の中身を見ないままパッケージが嫌いだから嫌いといっているものです

 

パッケージが気に入らなくても、箱を開けてみたら思った以上にいいものだったということもあり得ます

 

どんなことでも、色眼鏡をかけずに触れてみるということは大切です

 

で、ほんとはどうしたいの?

 

この本の内容は、タイトルの「で、ほんとはどうしたいの?」という言葉に尽きます

 

頭でごちゃごちゃ考えて色々と言い訳していますが、結局、ほんとはどうしたいの?

 

自分のやりたいことをやればいいじゃん

 

という内容ですね

 

自分の事を自分自身がどれだけ理解しているのか

 

自分のことは想像以上に自分自身では分かっていませんし、周囲からの刷り込みによって想像以上に思考が固まっています

 

  • 常識という言葉から抜け出せない人
  • 〇〇しなければならないという思考
  • 人に迷惑をかけてはいけない
  • 社会に出たら〇〇だ
  • 結婚とは〇〇しなければいけない

 

改めて考えなおすと、こういう考え方って誰から教わって、どうやって身に着けたんだっけ?というものが多くあります

 

両親からであったり、学校からであったり、周囲の大人からであったり、メディアであったり……

 

自己を形成しているものは、多くの他人によって作られています

 

他者から刷り込まれた思考から抜け出せない理由は思考停止状態になっているからです

  • 当たり前だと思っていることを改めて考えないから
  • 考えなくていい方が楽だから

 

考えることは大変なことなんです

 

考えるということは大変な行為です

 

どんなに考えても、確実な答えを得られる保証はないし、一生懸命考えた答えが間違っているなんてことはよくあります

 

その点、考えずに周囲の考えに従っていれば、間違ったとしても他者のせいにできるし、間違いだと分かったら他の人の考えに従えばいいからです

 

時間がないから、苦手だから、他にやることがあるから、お金がないから……

 

はじめの一歩を踏み出すのは勇気がいることです

 

間違うのが怖かったり、失敗したくないという気持ちが強ければ、なかなか踏み出せずにいる人も多いと思います

 

「失敗は成功の母」といわれているように、人は失敗しながら成長していき、やがて成功を手にするものです

 

そもそも失敗しないで成功を手にできたとしたら、その成功って何を持って成功というのでしょうか?

 

先に立てた目標通りに行ったとしても、その目標そのものが間違っていたとしたら、それを成功だと言えるのでしょうか?

 

失敗を繰り返し、試行錯誤し、軌道修正しながら成功に近づいていけば、成功そのものも具体的に体験することができます

 

失敗は決して怖いものではなく、むしろ自分にとっては味方なんです

 

思考意識から感覚意識へ

 

ここまで自分で考えることについて書いてきましたが、2012年あたりから世界は思考から感覚へと変わってきているそうです

 

じゃあ、考えなくてもいいんだ

 

と言うことではありません

 

自分の事を知らない状態で、自分自身について考えていない状況での感覚が、果たして本当に自分のしたいことなのか

 

自分自身をマヒさせている状態で、感じたことがそもそもマヒしている可能性があります

 

じゃあ、どうすればいいの?

 

となるかもしれませんが、だからこそ「で、ほんとうはどうしたいの?」と自分に問い続けることです

 

人のためにという思考停止で、自己犠牲をいとわない生き方をしているなら、まずは徹底的に自分のしたいことをしてみることです

 

どういうことが自分は楽しいと思うのかを、自分自身で体験してみるしかありません

 

太るからとか健康に悪いからといったことを考えないで、自分の好きなものを好きなだけ食べてみる

 

お金が……と考えないで、思い切って前から欲しかったものを買ってみる

 

周囲の目を気にせずに、やりたいことをやってみる

 

そうやって、自分の望みを叶えてあげることで、人は自分の幸せな感覚を取り戻します

 

自分が幸せならば、その幸せの空気が伝わり、周囲の人たちを幸せにできるのです

 

感覚のままに、肚の声(本当の自分自身の声)に耳を傾けられるのは、その声を聞き取る耳が必要です

 

自分自身の事を知らずに、自分自身の本当の声を聴き分けられるはずがありませんし、ノイズだらけの世界では、どれが本当の声か分かりません

 

思考から感覚へと変わっても、自分の内側の世界、内省をして自分自身を知ることをしないと、結局は今と変わらずに、常識の範囲内の感覚、誰かに刷り込まれた感覚で生きていくことになります

 

当たり前だと思っていること、常識からはみ出すことは、大多数から少数へと移る行為です

 

分かってもらえないことも多くあると思いますし、反対されることもあります

 

それでも、自分自身の声に従って生きること

 

この世界の幸せは自分自身にかかっています

 

なぜなら、自分の五感以外でこの世界を感じることが出来ないからです

 

自分にはそう見えて、そう感じたことでも、他の人には全然違うように見えて感じることがあります

 

自分自身の幸せが世界の幸せなら、誰かに気兼ねする必要もないですし、誰かの指示に従って生きる必要もありません

 

時間は過去から未来へ流れているのではなく、未来から今へと流れ、今は過去へと流れていきます

 

今の自分が決められるのは、未来の自分のみであり、過去の自分はもう変えられません

 

過去の自分や過去の出来事に囚われる必要はないのです

 

遠い昔に誰かに言われたことは、全て過去の出来事ですし、今の世界では通用しないことかもしれません

 

今の自分が出来ることは、この瞬間のことです

 

悩む時間や囚われている時間は非常にもったいないですし、囚われたままでは、囚われた未来にしか向かえません

 

反省して軌道修正しても、後悔してその場にとどまっている時間はないのです

 

この世界に生きる時間は有限です

 

人は例外なく死に向かって生きているのですから

 

だからこそ、自分自身に問い続けましょう

 

「で、ほんとうはどうしたいの?」