働く意味とは 辛いことが労働ですか?
「生活は保証するから一生働かなくてもいいよ」
と言われたら、皆さんはどうしますか?
一生働かなくてもいい人生を歩むことを選んだ方へ
働くことは辛いことですか?
働く意味とは何でしょうか?
働く=お金?
生活するために働くという意味で働く=お金ということなら、そういう側面もあります
元々、労働は狩りに出たり、田畑を耕したりと、生きることと直結するものでした
お金が登場し、物々交換から貨幣を使ったシステムへの移行し、労働はいつしかお金を稼ぐものへと変わっていきました
生きるため=働く=お金を稼ぐ
という等式がいつの間にか
生きるため=お金を稼ぐ
に代わってしまいました
働くという行為がないがしろにされてしまったのです
人は自立のため、社会人になり働くようになります
学生時代が終われば社会に出る
この道は誰もが通る道です
ただし、社会に出てから道は大きく分かれます
キラキラと輝きながら働く人と苦痛を感じながら働く人
働いてお金を稼ぐことは、どういう道であれ大変な作業です
お金を稼ぐ対価として大変さはどうしても出てきます
大変さを楽しみながら働いている人と大変さを苦痛に感じながら働いている
という、違いがあるだけです
成功する人は楽しく働く人の方が苦痛に満ちて働いている人よりも大変だったりもします
あるのは働き方の違いです
必要なのは主体性を持つこと
人が苦痛を感じる時、または思考停止になってしまう時は、人に言われたことを何も考えないで作業している状態です
人に頼まれたことでも、主体的に考えて行動することができれば、全てが自分事になるので、苦労はありますが苦痛に感じにくくなります
一般的な会社に勤めてる人は、1日の大半を仕事に費やします
1日の大半を主体的ではなく能動的に過ごしていれば、人生の大半を自分ではない他者で生きていることになります
人生は有限であり、この瞬間はたった一度しかありません
そんな貴重な時間を他者に奪われていて本当にいいのでしょうか?
もし、働くことが苦痛だと感じるなら、自分で考えて行動することを心がけましょう
- どうすれば効率よく終わらせられるだろうか?
- そもそもこの仕事をする意味はどこにあるのだろうか?
- この仕事をすると誰が喜ぶだろうか?
目の前の仕事に自分をもってしっかりと向き合うこと
そうして、まずは自分を取り戻すこと、自分の人生の主人公に自分を戻すことを心がけましょう
自分が好きなことを探す
好きなことを仕事にするというのが最近のバズワードになっています
好きなことを仕事にできる分けがない、そもそも仕事にできるほどの好きなことがない
好きなことを仕事にするというワードを見て、上記のような感想をお持ちの方は本当にそうでしょうか?
「好きなことを仕事に」という言葉を言っている人が、著名な方だったり、ツイッターでフォロアーが何十万人いたりするような人ばっかり…
私のような一般人では好きなことは仕事にできないんだ……
本当にそうでしょうか?
働くことはお金を稼ぐこと
働くことは企業に就職すること
働くことは歯車となり割り振られた仕事をこなすこと
働くことは辛いこと
働くことは……
学校で働くことの意味を教わった人はどれくらいいるでしょうか?
私はあまり学校に行っていなかったので、聞き逃してしまっているかもしれませんが、少なくとも高校までに働くことの意味を教わった記憶がありません
誰かに教わった記憶はありません
では、働くことってこういうことだよねぇ
という思考はどこから生まれてくるのでしょうか?
答えは思い込みと幻想です
自分自身で働くことの意味を学んでもいないのに、どこかで働くということは…ということを口にするようになっています
事前準備をも都度々々で学びもしてこなかったのに、働くことってこういうことだよねという幻想的な常識に囚われてしまいます
なぜ、幻想を事実だと思ってしまうのでしょうか?
答えは世間一般がそうなった方が都合がいい人たちがいるからです
当たり前のように就職し、企業の歯車として働く
この状態を思考停止と言います
自分で考えることをしないで、世間の流れに従ってしまう
ますます幻想の霧が濃くなり、いつしか現実を忘れてしまいます
幻想を解く方法はひとつです
好きなことを見つけて熱中する
熱中した状態は、無心の状態です
無の心なので、そこに他者は存在していません
余計な事を考える自分すらいないのです
マイクロソフト日本法人の元社長「成毛眞」さんは、ファイナルファンタジーのオンラインゲームにハマり、会社にほとんど行かず2年間で6000時間プレイしたそうです
バランスのよい面の状態では突き抜けられません
細く細く尖らせて勢いをつけて突っ込むから突き抜けられるのです
好きなことにのめり込む状態は、ある一つの分野を尖らせることになるのです
バランスがよくて安定していれば、確かに未来を予測できると思うので安心できます
未来を予測できる安心さも実は幻想なんですが……
【不確実性について学びたい方】
ナシーム・ニコラス・タレブ著「ブラック・スワン[上]]―不確実性とリスクの本質を読んで
深く内省すると世界に繋がる
自分のことは想像以上に分からないものです
なぜなら、自己を振り返る作業をしていないからです
1日を振り返る時間を持てていますか?
PDCAという言葉があります
PDCAとは「Plan=計画」「Do=実行」「Check=評価」「Action=改善」の4つの英単語の頭文字で、4つの段階を循環的に繰り返し行うことで、仕事を改善・効率化することができる方法と言われています
PDCAは仕事だけでなく、日常生活にも応用できます
Checkをする時間が1日を振り返る時間だと考えてください
1日を振り返ることで「Action=改善」に繋がり、日々を成長できるのです
深く内省することで、これまでの人生をCheckできます
そうすれば、自分にとって何が必要で何が足りないのか
自分がどういう人間なのかが分かるようになってきます
Showroom代表の前田裕二さんは就職時にノート30冊以上の内省をしたそうです
時代の最先端を行く人は何事でも突き抜けますね(笑)
【関連記事】
前田裕二著「人生の勝算」を読んでー人生にやる気を出すために読む本は?
深い内省をすることのメリットは、当たり前だと思い込み思考停止している部分が見えてくることです
思考停止していた部分を改善すると、自分が観ていた世界が変わってきます
働くことについて考えるなら、まずはこれまで蓄積してきた思い込みを無くすところから始めてみましょう
多様性の時代へ
政府が副業解禁の流れを作っています
これまでは1社に勤めることが当たり前の時代でしたが、これからは複数の仕事をかけ持つことが当たり前になる時代がやってきます
もはや1社が社員を雇いきれなくなってきたと言い換えられます
正社員になれば安定した生活が送れる時代は間もなく終わります
嫌な仕事でも苦痛な仕事でも心を押し殺してやっていれば、それなりに安定した生活が送れる時代ではなくなります
副業解禁とは、個人の能力が試される時代になるという意味です
複数の仕事をかけ持つようになるということは、当然ひとつの場所で1日8時間、週5を働けばいい時代ではなくなります
そんな時代はもうすぐそこまで迫ってきています
これからの時代を学ぶことは、多様な働き方の時代を生きる上で必須ではないでしょうか?
オススメの本は2017年に大ヒットとなった「お金2.0 新しい経済のルールと生き方 」です
詳細はブログでまとめていますので、こちらをご覧ください
【関連記事】
佐藤航陽著「お金2.0」を読んでアラフォーは早めにコミットを
世の中はパッと見では、何も変わっていないように見えますが、時代は確実に動いています
間もなく、働き方を選択する時期がやってきます
このまま労働を苦痛だと思って、思考停止していれば時代の流れに乗り遅れてしまいます
それでは、せっかくキラキラしながら働くチャンスを得る機会を見逃してしまいます
生きること=働くこと=お金を稼ぐ
という時代は終わり
生きること=好きなことをする=お金になる
という時代がやって来ます
そして、AIが社会に実装され、苦痛な仕事からAIに代わっていきます
労働=苦痛だと思っている人は、結局AIが来るまでのつなぎでしかありません
AIが導入するまでのつなぎで、本当にいいのでしょうか?
ならば、思い切ってAIを使ってみる側に回ることも一つの手です
新しい職業である以上、どうなるかは分かりませんが、苦痛な現実を続けるくらいなら一念発起して、手に職をつけてみるのも、時代の流れに乗ることかもしれません
どのような生き方を選択するのか
今一度、自分に問いかけてみてはいかがでしょうか?
【関連記事】
AIを育てる側へ!機械学習を学んで働き方革命を