読書タイムイズマネー

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坪田信貴著「どんな人でも頭が良くなる 世界に一つだけの勉強法」を読んで

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坪田信貴著「どんな人でも頭が良くなる 世界に一つだけの勉強法」を読みました

 

 

このタイトルを見て、誰にでも当てはまる勉強法があると思った方は、大きな間違いです

 

世界に一つだけの勉強法は、個人個人にあった勉強法を見つけるところから始まります

 

日本の教育が行っている画一的な方法ではなく、自分にあった勉強法が必ずあると書かれています

 

世間的に「おバカ」とみなされている人たちは、画一的な勉強法では伸びなかった人、もしくは画一的な勉強法によりやる気と自信が削がれてしまった人です

 

やり方次第では誰もが頭が良くなるのです

 

この本を読んでいて、大学受験を思い出しました

 

自分が大学受験を本格的に開始したのは、高3の夏休みです

 

夏休みに入る前の英語の成績は200点中70点でした

 

ここから英語の勉強を独学で始めて、あるタイミングで英語そのものを理解でき、センター試験で頑張れば170点近くは取れるだろうと言うところまで来ました

 

実際は、時間配分を完全にミスり147点でしたが…

 

それでも5カ月で倍以上の点数アップが出来たのは、自分で考えた勉強法がハマったからだと思います

 

ちなみに、9つの性格分析で自分はダントツで研究者タイプでした

 

  • 塾へ行ったりしないで、自分でコツコツやるのがあっていた
  • 英語ってなんだろうという事を考えたことがあっていた
  • 英語の本質が理解できた後は、ひたすら問題集を解いていったこと

 

この3つが自分にはあっていたんだなと振り返ってみて分かりました

 

というプチ自慢はさておき……

 

坪田さんの本は学生のために書かれていますが、読者のメインターゲットは学生ではなく、親や先生といった周囲の大人だと思います

 

子供たちは自分で環境を選ぶことができませんし、親の影響や担任の先生の影響に対して受け身な状況です

 

どんな人でも頭が良くなるんだと、子供や生徒に対して大人たちが本気で思えなければ、子供たちが独自の力で変えることは難しいですね

 

ビリギャルのさやかちゃんも坪田さんが本気で変われると思っていたからこそ、変われたんだなと

 

坪田さんが変わって欲しいと願っているのは、子供ではなく大人だと思います

 

同じく坪田さんが書かれた「才能の正体」はまさに子育ての呪術を解き放つ本です

 

【関連記事】
坪田信貴著「才能の正体」子育ての呪術を打ち消す良書

 

「世界に一つだけの勉強法」に書かれている内容で、思わず「その通りだな」と呟いてしまったのは、人間が学ばなくなる言葉「自分には能力がある」「自分が中心である」の2つです

 

自分に自信がないのは、「自己肯定感が低い」ということと「自己正当化」があります

 

この2つの言葉は、「自己正当化」の言葉ですね

 

「自己正当化」とは今の自分が間違っていないと思い込むことです

 

失敗を受け入れられないマインドですね

 

思い通りにいっていない自分は、周りの人たちが悪いという考え方

 

「自己正当化」も「自己肯定感が低い」と言い換えられます

 

坪田さんの本は特に「自分に自信が持てない」に読んでもらいたい本です

 

「やり方が間違ってただけなんだ!」

 

と思えることで、どれだけ救われて、どれだけやる気が出るか

 

自分に自信が持てれば、周囲に対して寛容になれる、寛容になれれば様々な意見を柔軟に受け入れられる、より成長の速度が上がる

 

というサイクルに入れます

 

親は子供を変えようとしますが、先に変わるのは親です

 

親が変われば自然と子供は変わります

 

なぜなら、子供は親から受け取ったものを疑いなく受け入れるのですから

 

子供を枠にハメてしまわないようにするためには、親が自分の枠を取り除く必要があります

 

子供が勝手に限界をきめてしまわないようにするためには、親が自分が勝手に決めた限界を取り除く必要があります

 

子供に夢や期待を持つ前に、親が自分の夢や希望を持ちましょう!

 

【坪田さんへの個人的な質問】

もし、坪田さん本人が読んでいただけたら、ぜひ下記の質問にお答え頂けましたら幸いです

 

神様のプラチナチケットの話で自分の答えは「今後に望んだことが叶うようになる能力」と答えたのですが、これってどの分類に入るのでしょうか?